見出し画像

クサノオウ アヘンの代替え品にも。身近に生えるきれいな有毒野草。

今日はずっと気になっていたこの子。家から1分も歩かないところの木のふもとに生えている、黄色のお花が映えるこの子。

けっこう大きい。60cmぐらいはある。

日当たりはいまいち。ちょっと暗いところにあるからなお目立つ。

雨上がり。水滴がまたすてき。 

まるっこいかわいらしい4枚花。The 花って形。「お花の絵をかいて。」って言われたら絶対この形の花は描きそう。

ちょっと横から。

真ん中の雄しべと雌しべ。これまたわかりやすい花の形。

おもしろ〜い形の葉っぱ。

なんだこの形の葉っぱ。アイノゲシとは全然ちがうけど…アイノゲシみたいに葉っぱごとにいろんな形がある。

丸っこくてかわいい。こどもの手みたいな感じがして好きだな。

これは種かな?雨上がりの蜘蛛の巣のきれいさよ。

たぶん種。ひょろっとしたものが花が咲いたあとに伸びてる。

茎にはうっすら毛があって、蕾も毛におおわれてる。

種がそだったやつ。

豆みたいな種なんだろうか?これははぜるのかな。1つの株の中でいろんなフェーズが混在してる。花をつけてるやつにつぼみのやつ、種になりかけなやつなどなど。

匂いは…しない。なんとなく悪いやつじゃない感じがする。丸みがあるからかな?薬草とかに使われそう。

さて、どうだろか?調べてみよっと!

有毒だって!?

わ。有毒だ。どうやら触ったりしてもかぶれる人がいるらしい。触っちゃった…。でもかぶれてはない。べたべた触らなかったからかな。

名前が気になる”クサノオウ”

草の王!?って思ったけど、諸説あるみたい。

1つが、草の黄。葉とか茎を傷つけると黄色の汁が出ることからつけられたのでは?という説。黄色い汁?これはやってみないと。

2つが瘡(くさ)の王。皮膚疾患に有効な薬草なよう。民間療法として薬草として使用されていたんだって。いぼ取りや、水虫、いんきんたむしといった皮膚疾患に使われたんだとか。有毒なのに?紙一重ってことかな?

3つが草の王。これは、薬草の王様って意味。そうだとすごい野草だけど…いや毒があるんよ…。

有毒植物!食べたら危険!

有毒なんだって!食べちゃったら胃腸がただれ、昏睡、呼吸麻痺、感覚末梢神経麻痺などを起こす可能性があって、嘔吐がひどいみたい。

近づいたり触ったりするだけでかぶれる人もいるとか。かぶれなくてよかった~!

でも薬用に古くから使われる。

おもに皮膚疾患に有効だってことで民間で薬草として使われてたんだって。

”白屈菜”って漢方にもなってて、つぼみの頃に刈り取った地上部を乾燥させたもの。いぼ取りや、水虫、いんきんたむしに対して使ってたみたいなんだけど、なんと飲んでもいたっぽい!

煎じて服用すると、胃病など内臓疾患に対して効果があるとか。

でも有毒だから副作用がえぐい。内用も外用も素人では手が出せないとのこと。

麻薬にもなる!もちろん副作用がえぐい。

中枢神経抑制作用があって、アヘンの代用品にもなったとか。確かに!ケシ科だ!!

いやでも、副作用が…。そう。それでも服用するやつがおったってこと。すごいな。

調べたら真偽はわからないけど試した人の情報も出てくる。トリップ後の嘔吐がすごそう…。

まとめ

自然観察をはじめて10数種。初めての有毒植物でした。たべれるものがおおいこといも驚いていたけど、毒をもった野草がこんなに近くにあることにもびっくり。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました!読んでいただけた方にはもう明らかだとは思いますが、私は植物に関してはほとんど何も知しりません。タンポポがわかったり、オオイヌノフグリを知ってるのを自慢できるぐらいです。
この自然観察日誌のnoteは、そんな自然無知の自分が、最近自然を観察することのおもしろさに気づいたことをきっかけに、その日心に留まったものを観察し、少し調べたものを記録したものです。
誤りもあるかもしれません。その時はぜひやさしく教えてください。

いいなと思ったら応援しよう!