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『細雪』 映画監督として市川崑が小津安二郎への尊敬をカットの中に表現している。
割引あり
評価 ☆☆☆
あらすじ
昭和13年春。大阪船場で暖簾問屋を経営する蒔岡家。そこの四姉妹は今年も花見をするために京都の料亭に集まっていた。長女、鶴子は婿養子で銀行員の辰雄と子供たちと共に上本町の屋敷で暮らしている。次女の幸子は婿養子で百貨店勤務の貞之助と娘の悦子と芦屋の分家にいる。独身の三女・雪子と四女の妙子も分家の方で暮らしていた。
久しぶりに『細雪』を観た。佐久間良子、岸恵子、吉永小百合、古手川祐子が姉妹を演じているが、若い頃観た時は「美しい映像だな」とか「『犬神家の一族』に映像が似てるなぁ」なんてことくらいしか頭になかった。けれど、今回はいろんな発見がありました。
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