絶景で死ぬ

絶景の前でよく死んでます。 ※撮影時には管理者がいる場合は事前に許可を得て撮影しています。

絶景で死ぬ

絶景の前でよく死んでます。 ※撮影時には管理者がいる場合は事前に許可を得て撮影しています。

最近の記事

第6死 ドイツにて死ぬ

今日も今日とて絶景で死ぬ。 今回私が死ぬ直前に見た絶景は 『ミュンヘンマリエンプラッツの月』 場所はドイツ ミュンヘン もちろん死に場所はなかなか好きに選べないので海外でも死ぬ 真冬のドイツは東京よりかなり雪が降る 初めてドイツに来たがドイツは広い たしかにヨーロッパ圏でも有数の土地面積だと習った気がしないではないが 行くことになる前までミュンヘンやベルリンがどこにあるかも把握してなかった 目的地はミュンヘンだが折角ならベルリンとかも見たいなーなんて思ってたが見当

    • 第5死 伊豆大島裏砂漠で死ぬ

      今日も今日とて絶景で死ぬ。 今回私が死ぬ直前に見た絶景は 『裏砂漠の火山岩と朝日』 場所は 東京都 伊豆大島 裏砂漠 伊豆大島のほぼ中央になだらかにそびえる”御神火”こと”三原山”。 その東側一帯には地表を黒い火山岩(スコリア)で覆われた「裏砂漠」が広がっている。 ところで 第4死は?とお気付きになられた方もいらっしゃるかもしれませんが 4は死を連想させて不吉なので飛ばしました。 5は良い。安定感がある。かなり長生きしそうだし。 朝日に照らされながら ザリザリと火

      • 第3死 鉾島で死ぬ

        今日も今日とて絶景で死ぬ。 今回私が死ぬ直前に見た絶景は 『岩場にぶつかる波と夕焼け』 場所は福井県 鉾島 日本海の荒波に浸食された高さ約50メートルの柱状の岩場で、遊歩道も整備されている美しい夕陽が見れることで有名な観光スポットである。 "ここなら死ねる" 福井は絶景認定スポットが多い。 『そこで死ぬので写真撮ってください』 横たわると波の音が大きくなる。 私のちっぽけな身長分だけなのに随分と大きく聞こえる。 当たり前かのように船越英一郎が上から見下ろしてきてい

        • 第2死 日本庭園で死ぬ

          今日も今日とて絶景で死ぬ 今回私が死ぬ直前に見た絶景は 『日本庭園に降り注ぐ日光と鯉』 場所は福井県 養浩館 江戸時代に福井藩主松平家の別邸として作られた庭園。 降り注ぐ日光を池の水が 座敷の襖や天井に反射させている。 全ての襖が開け放たれているため 初夏にしてはとても涼しい。 "ここなら死ねる" ここは私の中で絶景として認定されたらしい。 『そこで死ぬので写真撮ってください』 庭園の石畳の上に横たわると ひんやり、しかしゴツゴツとした感触が背中越しに伝わる。 隣

          第1死 銀色のモニュメントの前で死ぬ

          今日も今日とて絶景で死ぬ 今回私が死ぬ直前に見た絶景は 『銀色のモニュメントと初雪』 場所は群馬県 原美術館ARC 屋外広場の芝生の上にポツン、ポツンと佇むいくつかのアート作品。 その中でも一際目を奪われたのは オラファーエリアソン"Sunspace for Shibukawa" 芝生に宇宙人が作った秘密基地の入口が頭を覗かせてるようで この下には巨大な地下空間があるのではないかと想像させる。 "ここなら死ねる" 初めての感情が発芽した。 まさに発芽だった。 前々か

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