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高原の温泉リゾートでくつろぎの時間を満喫

赤倉観光ホテル

特別な時間を過ごし思い出を作ること
その思い出は私の心のページに刻まれて
時折ふっとそのページをめくる時
その年代の私
その時の風景
家族や友人との思い出
そういったものが一気にあふれ出てきて
自宅のリビングはその瞬間に思い出の海となる
その記憶はずっとずっと刻まれていきます

ハイレベルなリゾートホテルはこちらで3度目

1度目はまだバブル景気が始まる前
会社の女友達と箱根宮ノ下の富士屋ホテルに宿泊

少しでも節約しようとトリプルのお部屋プラン
まだ改装していない古き良きホテルの重厚感を醸し出していました。
友人とホテル内を探検したのは若気の至り
お庭の散策もしっとりとした日本庭園がホテルの雰囲気と合っています。

ロビーでくつろいでいた時に、アメリケンの中高年の団体客様が到着。
まだ1ドルが200円以上の時代、その時はロビーにテレビがあったんです。
何気に友人と「刑事コロンボ」を観るとはなしに観ていたんですね。
そしたらアメリケンのおば様が”Oh.Columbo!”と一緒に観覧
人生初めての国際交流ですw

2度目は結婚〇周年の記念に泊まった上高地帝国ホテル

たぶん私の中では日本一のリゾート地
そこは雄大な北アルプスの展望と、そこから湧き出でる清らかな流れ
豊かな森のふところ
若い頃から穂高の稜線から蝶ヶ岳の稜線から、上高地の帝国ホテルの赤い屋根は魅力的な輝きをもって重厚に佇んでいた。
それは緑の中でも雪の白さの中でも変わることなく、あこがれでした。

イケメンのポーターたちのスマートな身のこなし
ソムリエやウェイターのさわやかさと的確さ
フカフカなバスロープやリネンと初めての体験ターンダウンサービス
リゾートホテルなので都内の一流ホテルと比べたら狭い山小屋風だったけど
サービスはやはり一流だった。

そして今回の赤倉観光ホテル

自然度の高さでは上高地帝国ホテルにも負けていない。
斑尾山を中心に北信や上越の山々と野尻湖の展望、その展望を損なわないために、視界に入るすべての土地を買い占めた。
恐るべし創業者、大倉喜七郎
そして80有余年、その展望は変わることなくこのホテルを利用する人に提供される。

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そして何といっても、こちらの売りは雲海からの日の出でしょう。

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※HPよりお借りしました

年に何度も出会えないであろうこの風景に出会えたら至福でしょう。
実際、私が出会えたのは生憎の空
それでも水盤に映しこまれた儚い世界にしばし見入った。

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車寄せでのお出迎えの後、フロントで手続き
その後17時まで無料のウェルカムドリンクをロビーでいただけます。
生ビールやワイン、ソフトドリンクなどを頂きながら、これはうれしいサービス、その間荷物を部屋まで運んでいただけます。

部屋はシンプルなツインです。
やはり部屋は野尻湖側が雄大な風景でいいです。
ロッキングチェアがすごく座りやすくて、読書するのにもってこいです。
アメニティは一人用の化粧品からドライヤーまで諸々一通り揃っています。
洗面、トイレ、バスすべてが清潔です。

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さあ、温泉に向かいましょう

85室程の客室があるはずですが、内風呂、露天風呂、家族風呂、スパ&スイート棟とプレミアム棟にある部屋付きの露天風呂、すべてが源泉かけ流しです。
妙高山、北地獄谷から湧き出る源泉はボーリングを施さない自噴温泉で、
燕温泉奥の露天風呂のところかしらん?湧出量は不明です。
源泉50℃のお湯が1891mの専用の温泉管で引き湯されてくる過程で丁度良い湯温になっています。
泉質は、カルシウム・ナトリウム・マグネシウムー硫酸塩・炭酸水素塩泉で
かすかに硫黄臭も、PH6.6の中性のお湯はとことんやさしい。
豊富な湯量と豊富な泉質、露天からは遮るもののない展望
この感覚は他では中々味わえないもの、ほんとうにすばらしいです。

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※楽天ページよりお借りしました

翌朝は家族風呂に入ります。各自入口の案内板に記入して予約する方式です。展望はなくこじんまりとしています。
身体の不自由な人対策か、区切られたスペースで洗いやすいように椅子と洗面所のような形式になっていました。

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展望のよいカフェテラスやちょっとしたライブラリィ、ランドリースペースまであります。

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夕食はメインダイニングのソルビエにて
リゾートホテルの何がいいって、カジュアルな服装で食事ができること。
かしこまらずくだけず、絶妙なバランスがリゾートですね。

食事は適度に手が込んでいて高級食材もふんだんに使われていて美味しかったです。パンがちょっと固めですが、相方私の分までと追加もして6個くらい食べてたw

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甘鯛のウロコ焼き、皮が美味しい

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この牛フィレ肉のグリエ、しょう油と赤ワインのソースが絶妙で美味でした

アミューズからコンソメスープ、魚・肉料理、パン、デザート、コーヒーと小菓子、すべて美味しく頂きました。

そして3種ワインのセレクトがお料理に合っていてとてもよかった。
・岩の原葡萄園、深雪花の白
・コート・デュ・ローヌのロゼ
・メドックの2012年の赤
どれも料理との相性がよく、ソムリエのサービスも親近感が持ててよかった。

朝食は旬菜ダイニング白樺にて、和洋のブッフェです。
マスクとビニール手袋をして取りに行くスタイルで、相方は和食、私は洋食で頂きます。どちらも美味しかったです。

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すっかりお姫様気分で、チェックインからアウトまで充実した時間を過ごせました。何よりホテルの温泉とは思えないかけ流しの贅沢に癒されました。

*部屋:★★★★★ 展望と居心地の良さはさすがリゾートホテルです
*温泉:★★★★★ この規模のホテルで源泉かけ流しは貴重です
*食事:★★★★★ 久しぶりのフレンチのフルコース堪能しました
*接客:★★★★★ 随所で親しみのある接客でした。最後にお見送りまで


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