東北~信越 キャンプと湯巡り二人旅 新潟編⑦
なんともないようで、この夏の暑さはじわじわと体にダメージを与えていた。2日間のキャンプでは1日中外と言うこともあるのと、中々夜に寝付けない状態もあって、やっと宿で休めるというのはほんとうにうれしかった。
というか新潟暑すぎた…
南大平ダム湖キャンプ場から関川村の雲母温泉共同浴場にまずは向かう。
なんの案内もないので、ここが共同浴場だとは気づきにくい。
受付の料金箱に大人1人¥100を投入
泊りの宿が温湯の名湯なので、あっつい所を決めてみる。
76.3度の源泉がすぐ裏手の土手の源泉塔からいきなりやってくる感…
驚きの熱さです…
決められなかった…
確か前回はお湯に浸かることができたのに、足さえも入れられなかった。
女湯が一番風呂ってこともあったのか、源泉の蛇口を止めて、いくら水でうめても全然入れないの…結局私は洗面器のお湯に水道水を足してかけ湯しただけだった。
相方の方は、ほぼ同じくらいに地元の男性が入ってこられた。
相方が「うめていいですか」と聞くよりも早く、地元の男性はガンガンうめてった。元々うめられていたみたいで、すぐにお湯に浸かれたようだった。
外で何かをするという状況ではないので、新発田市に向かい、新発田歴史図書館で時間をつぶそうと思ったら、何と何と2階の歴史図書館部分は休館で係の人が申し訳なさそうに謝ってくださり、
しかたなく1階の展示室で、夏季企画展「源氏物語絵を読み解く」を拝見。
大倉家旧蔵の「源氏物語絵屏風」と市島家伝来の「源氏物語絵色紙形」の貴重な資料を拝見することができた。
ちょうどNHKの大河ドラマ「光る君へ」が放送されていることもあって、タイムリーな展示だった。
小展示室ではこの秋公開の幕末の新発田藩を舞台に展開する映画「十一人の賊軍」の案内などもあった。
山田孝之、玉木宏、阿部サダヲ、仲野太賀など豪華キャストですぞ。
次にイクネスしばたという図書館で時間をつぶして、
いよいよ出湯温泉の珍生館、略して出湯珍(ヨシタカさん命名)に向かいます。駐車場で都下ナンバーの車の横に停めた。まさかこの車が湯美さんのものとは知る由もなく、1泊は完全にかぶっていたのに会えませんでした。
着くやいなや女将がすぐに玄関から出てきてくれる。
この宿は温湯のすばらしさもさることながら、代々受け継がれてきた調度品や建物自体の木材、建具のしつらえがほんとうに素晴らしい。
そして磨き上げられた床や階段と掃除も行き届いている。
出湯温泉は新潟でも最古の温泉で開湯1200年という歴史ある温泉。
女将は若いながらも17代目で一人で切り盛りされていて、とてもご苦労だろうと思うのだが、いつも笑顔でやさしさにあふれているのです。
部屋でいろいろと説明を受け、恐る恐るもう1泊追加できるか尋ねてみた。
計画ではこちらに1泊してからテントで4連泊の予定だったのだが、すでに新潟の暑さに、さすがに4連泊は無理と…
女将の返事は料理は無理だけど、素泊まりならということで、快く受けてくださった。地獄に仏、出湯珍で女将、ありがたや。
もともと1泊の予定だったので、湯治プランではなく、1泊プランと素泊りプランです。
部屋は広い。12畳くらいあったかな。
トイレ、洗面所は共同で、WiFiあり、2階の廊下には延長コードやスマホコネクタあり
早く早く一番風呂を決めたい。
まずは近くの2階の湯屋へ、この解放感と窓から差し込む光と緑。
そしてとめどなく溢れる温湯、これを至福と言わずなんというのだろう。
単純弱放射能温泉でラドンをまとうことができる。旅館敷地からダイレクトに湧出する36度の源泉は、夏の湯治にはすこぶるの贅沢だ。
次は1階の湯屋です。
より源泉に近いのと小ささの為に2階より温泉を感じやすい。
あふれ出る温泉と泡付きがたまらない。
こもる湯気も心なしか多め。こちらの方が好きというファンは多いらしい。
夕食です。1階の食事室で頂きます。
1泊プランはおかず多めですね。
とても味付けがやさしくてシンプルなのがいいです。
もちろんご飯は安定のおかわりです。
朝食も1階の食事室で頂きます。おいし~
食後のコーヒーが頂けました。ポットでサービスされます。
カップは好きなものを選べるんです。
※珍生館:1泊2食プラン¥11000(税込)、浴衣、バスタオル、ファイスタオル、冷蔵庫あり
素泊りプラン¥6050、湯治1泊2食プラン(2泊以上)¥7700
2日目につづく
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