自分の為って悪いこと?
誰かの為に生きましょう。言葉にするのは簡単ですが、実際に行うのはなかなか難しいことです。もちろん時間にもお金にも限りがあります。皆それぞれ自分の事で精一杯、という時期も勿論あります。
では自分の為に生きるのは悪い事なのでしょうか?こう思うと、すこし気が楽になるように思います。
自分の為だけに生きる、と考えると自分で全てをしないといけなくなります。でも誰かの為にも生きると、全て自分でしなくて良くなります。誰かが助けてくれます。人との繋がりも増えて豊かになります。
要するに誰かの為の事もすると「得」だという事です。
仏教では人の為にする行いを「利他」といいます。そう言われると自己犠牲をして誰かの為に生きる、というように感じますが、自分の利益を求める事は悪いことではありません。「自利利他」という言葉があります。つまり自分の利益も得ながら、誰かにも利益を与えてあげる。という意味です。
もちろん自分だけの為の時間もあっても良いと思います。でも暮らしの中で誰かの為の時間も持ってみる。または自分の為にも誰かの為にもなる事を考えてみる。
そうやって誰かのためにする事が、最初は「得」になって。それが積み重なって「徳」になって。自分自身にとって自然なものとなっていくのだと思います。
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