第三回添削杯はジェスカイブリブリブリーチッ!!

どうももすぎです。
今回はオンラインヴィンテージの大会である添削杯についてです。
非公式大会ということでプロキシの使用が認められているため、持ってないカードを多く使うようなデッキでの参加となりました。

1.使用デッキ

ということで、実は全く握ったことがなくこれからも握ることがないであろうジェスカイカラーを選択。
ジェスカイブリーチとか普通に強いし、一応コンボコントロールならそれなりに回せそうだし、いいんじゃね??ってことで・・・

ジェスカイブリーチを"魔改造"する旅が始まった・・・

まず、プロキシを最大限有効活用するならデッキ枚数を増やす。そう、ヨーリオンだ。
だけど、それだけではインパクトに欠ける。それに今回デッキ賞なるものもあるみたいだし・・・。

あ、いっそのことバベルでいいじゃん。

でもバベルにするとスリーブ準備するのだるいしシャッフル時間かかるし・・・なんて言うとでも思ったかっ!!
プロキシ使える、参加費無料、勝ちに極端にこだわる必要がない、テーブルに入らなきゃ見られないしネタバレは最小限に抑えられる・・・
こんなにバベルを握りやすい環境、他にはないっ!!
ただし、「勝ち」を目指す姿勢だけは崩さない。
そして、ジェスカイブリーチ250は無事完成したのであった・・・
(強いとは言ってない)

2.デッキ構築

・色の選択
バベル構築をするにあたって、まずカラーリングを再選択する必要がある。
機知の戦いを唱える青にどの色を足すかである。
・白
悟りの教示者を擁し、強力な制限クリーチャーである僧院の導師やラヴィニア、テフェリーとカードパワーは高い。
また、セヴィンの再利用というコンボパーツにもなり得る優秀なスペルや、剣を鍬にのような無難なスペルもある
・黒
吸血の教示者や悪魔の教示者のような超強力サーチを擁する。しかし、制限カード以外となると不気味な教示者のような下位互換を使う必要がある。また、強迫や思考囲いといったハンデスもあるので、コンボに特化しやすい。
一方、死儀礼のシャーマンや闇の腹心のような強力なクリーチャーもいるため、墓荒らしのような構築を目指せる。
・赤
死の国からの脱出のようイカレカードを使えるだけでなく、紅蓮破・赤霊破のような対青カードや、ダクや破壊放題のような対アーティファクトカードも使える。
・緑
溜め込み屋のアウフやタルモゴイフのようなクリーチャー主体にシフトする必要がある。また、レオヴォルドや暗殺者の戦利品のために黒が欲しくなる。ティムールに派生させるならオーコやレンでPWコンをすることになる。

こうして考えた結果、青を軸にした構築を無理なくできるジェスカイが最適であると判断した。まあ普段握らない色だし無難か。

後は、デッキの枚数をひたすら水増しする。
ここで、デッキのマナソースとそれ以外での比率を調整しながら組むことでマナ基盤をいい感じに作ることができそうなため、既存のジェスカイのリストを漁る。
フェアデッキやコントロール寄りのデッキのマナソースが20枚前後、つまり33%近くになるように組めば問題ないはずだ。また、この影響でデッキの枚数を3の倍数に設定し、最終的に249枚となった。これは4n+1でほぼ4の倍数でもあり、後述するサイドボーディング後でも機知の戦いルートを残せるような枚数でもあると思う。
ちなみに、テキトーに計算した結果ブリーチコンボと対戦した場合、「トレクルかディグを唱えられる」か「ロータスとLEDと思考停止以外の呪文を2回脱出される」を満たした場合、こちらがライブラリーアウトしなくなるという結論にたどり着いた(どうでもいい)。

まずは土地。島を参照する神秘の聖域を有効活用するために、デュアランをヴォルカとツンドラで埋める。一応プラトーもピン差しする。足りない分はショックランドで補い・・きれないので蒸気孔も神聖なる泉もフル投入。あとは存在を思い出したのでトライオームも1枚入れる。フェッチランドは黒緑以外は当然フル投入する。あとは島を少々、山を1枚、マナ基盤に負担をかけないカラカス、不毛露天をブッパする。キャノピーランドも少し入れる。

次にクリーチャー。
メンター、神童ジェイス、スプライト、アルカニストなどジェスカイでの採用実績があるクリーチャーを片っ端から突っ込む。あと厚かましい借り手も丸いから入れる。そしてDoomsdayを許さない敏捷な妨害術士を突っ込む。

次にインスタントとソーサリー。
1マナドローはモダン以下で使われる選択、血清の幻視、手練、のぞき見で水増し。カウンターは目くらましや呪文貫きのようなソフトカウンターを中心に採用しゲームスピードを落とす。けちや直観のような青いチューターもフル投入する。

アーティファクト・エンチャントについても、なるべく弱いカードは入れない。
氷雪土地を持ってくる余裕がなく、それに頼り切ることもできないため天測儀は不採用。マナ鉄は制限カードを片っ端から入れる。独楽は実質アンリコのため4枚。
ブリーチは最強のアドソースなため当然4枚。あと、機知の戦いを入れる。(実は入れ忘れそうになった)

プレインズウォーカーは、神ジェイス、3テフェ、ダク、ナーセットを雑に入れる。

しかし、これだけやっても微妙に足りない。そこで、サイドボードに本来いるはずのカードをメインに投入する。
破壊放題、摩耗/損耗、精神壊しの罠、赤霊破、魂標ランタン、封じ込める僧侶などである。これらをあらかじめメインに入れておき、ゲーム2以降で不要なカードをサイドアウトする戦略をとることにした。
サイド枠が14枚なので、いくつかのカードを3枚だけ採用することで4+4+3+3=14のサイドアウトを目指しやすくしている。
ちなみに、サイドボードをヨーリオン1枚だけにしてゲーム2で14枚サイドアウトするテクニックはスタンダードの赤単ヨーリオンでも用いられた。ただし、あちらはコントロールに擬態するのが目的である。また、サイドアウトした結果、メインボードの枚数が60枚未満になってはいけないので通常使われないテクニックである。

こうして出来上がった怪しいリストは以下の通りである。
なお、確率計算はしてない模様ッ!!

土地 75
4 Tundra
4 Volcanic Island
1 Plateau
4 神聖なる泉
4 蒸気孔
1 ラウグリンのトライオーム
4 カラカス
4 神秘の聖域
3 焦熱島嶼域
4 島
4 不毛の大地
1 山
1 露天鉱床
4 沸騰する小湖
4 霧深い雨林
4 溢れかえる岸辺
4 汚染された三角州
4 吹きざらしの荒野
4 血染めのぬかるみ
4 樹木茂る山麓
4 乾燥台地
4 湿地の干潟

クリーチャー37
1 僧院の導師
4 ヴリンの神童、ジェイス
4 厚かましい借り手
4 敏捷な妨害術士
4 スプライトのドラゴン
4 封じ込める僧侶
4 戦慄衆の秘儀術師
4 若き紅蓮術士
4 瞬唱の魔導士
4 アゾリウスの造反者、ラヴィニア

ソーサリー27
1 天秤
1 商人の巻物
1 思案
1 ギタクシア派の調査
1 宝船の巡航
1 Time Walk
1 Timetwister
1 Wheel of Fortune
4 セヴィンの再利用
4 定業
4 血清の幻視
4 手練
3 破壊放題

インスタント71
1 Ancestral Recall
1 噴出
1 精神的つまづき
1 神秘の教示者
1 渦まく知識
1 時を越えた探索
4 紅蓮破
4 悟りの教示者
4 直観
4 精神壊しの罠
4 目くらまし
4 選択
4 否定の力
4 呪文貫き
4 けちな贈り物
4 狼狽の嵐
4 意志の力
4 のぞき見
4 稲妻
4 摩耗/損耗
3 赤霊破
3 剣を鍬に
3 思考停止

アーティファクト18
1 Black Lotus
1 Mox Sapphire
1 Mox Ruby
1 Mox Emerald
1 Mox Jet
1 Mox Pearl
1 ライオンの瞳のダイアモンド
1 水蓮の花びら
1 魔力の櫃
1 魔力の墓所
1 太陽の指輪
4 師範の占い独楽
3 魂標ランタン

エンチャント8
4 死の国からの脱出
4 機知の戦い

プレインズウォーカー13
1 覆いを割く者、ナーセット
4 時を解す者、テフェリー
4 ダク・フェイデン
4 精神を刻む者、ジェイス

サイドボード1
1 空を放浪するもの、ヨーリオン

3.プレイング

決して、機知の戦いで勝とうとしないことです。そもそも、4枚しかないカードに頼り切るのはナンセンスです。
基本的に勝ち筋は、
①クリーチャーによるビートダウン
②ブリーチコンボによるLO
③機知の戦いによる勝利(笑)
になります。
クリーチャーで殴り勝つのは、特定のカードに頼らない一番無難な勝ちすじです。アルカニストや瞬唱でアドを稼いだり、スプライトやメンターの高打点は頼りになります。
ブリーチコンボですが、ブリーチは単体で強いためアドバンテージを獲得するだけでも十分です(だから思考停止は3枚のみ)。コイツが一気にコンボできるのは、けちや直観が通った後です。けちは「ブリーチ」「セヴィン」「思考停止」「ロータスorLED」で持ってくることで実質1枚コンボになります。直観はインスタントタイミングでチューター兼納墓のような役割を果たします。
機知の戦いは、チューターなどで無理に探さず、引いてしまったら唱える程度で十分でしょう。どうせ通らないし。

そして地味なところのプレイングですが、フェッチランドはなるべく「島が探せない」ものから使用し、なるべくデュアランを探します。
これは、4枚目以降のフェッチから神秘の聖域を選択肢として挙げるためです。神秘の聖域は4枚あるため、その恩恵を最大限活かすべきです。

4.戦績

R1 4C PWコン 〇××
R2 BYE
R3 ホガーク ×〇〇
R4 4C PWコン ××
R5 5C Vaultコン 〇××
R6 ゴロススタックス ×〇×
R7 RUG PWコン ×〇×

ということで、戦績は2-5(実質1-5)でした・・・

5.余談

・添削さんにデッキ写真を送ったとき、「デッキ枚数多くない?」とツッコミをくらい、さらに「運営に対する挑戦でしょw」とお叱りを受ける。ちなみにデッキリストはりんてつさんにチェックさせるらしかったので、サイドボードは添削さんに「入念に」確認してもらうようお願いした。

・プロキシは今回のため「だけ」に、34枚用意した。
4 悟りの教示者
4 時を解す者、テフェリー
4 セヴィンの再利用
4 ヴリンの神童、ジェイス
4 束縛なきテレパス、ジェイス
3 直観
2 厚かましい借り手
2 カラカス
2 乾燥台地
2 湿地の干潟
1 ライオンの瞳のダイアモンド

・実は、件の「ルーツリーバベル」に対し妙に言及していたのは伏線だった。スリーブをわざわざ新調したりプロキシ作ったりもそう。

・最初はバベルオース、次にDoomsdayバベルを考えていたけど、うまくまとまらず諦めた。

・一番やってみたかったのは、「深淵への覗き込み」を唱えること。結局ボツになったけど。

・機知の戦いでは1度も勝利してない。勝ったのはメンタービートダウンとブリーチコンボによるLO。

・一人回しで1番練習したのは、デッキの動作確認よりもシャッフル。
これでも運営の妨害をしないように努力してたんですよ・・・

・ラウンド間はずっとシャッフルしてた。

・シャッフルって、疲れるんだね・・・

というわけで、普段使わないデッキでゲームできてとても楽しかったです!
次回は・・多分「普通」のデッキかな・・・



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