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たまには読書もいい。

あまり誇れることではないですが、わたし、本を読むことはほとんど無いんです。本当に本を読むのが面倒くさい。一冊読み切るまで時間がかかるし、眠くなるし。。

本を読むくらいなら一日中ネットを巡回していろんなジャンルの記事を読み漁る方が何倍もマシに感じてしまうんですね。事実、子供が生まれる前まではずっとネットに浸って生活をしていたわけです。本はあんまり読まないけれど、そういう意味では活字ジャンキーであり、情報ジャンキーであるという自覚はあります。

とは言っても、社会人になってから全く本を読んでこなかったわけでもないんですね。実は社会人3年目くらいまではそれはもうむちゃくちゃ読んでいました。サラリーマンによくある自己啓発本やら、ネット業界の最新トレンドの解説本やら、自分の担当しているプロジェクトに関連する本やら、MBAや中小企業診断師の教本やら。とにかく何でも読み漁っていました。いや、むちゃくちゃ読んだといっても、基本的に僕は本を読むスピードがすごく遅いので、いわゆる本の虫のみなさんからすると取るに足らない量だったかもしれません。

でも、ある時から全く読まなくなってしまった。なんか、個人的に気づいてしまったんですね。別に新しい本を読まなくても、これまで読んで来た本の知識で全く問題ないんではないか、と。新しい知識はネットの記事で十分ではないかと。

本が大好きな方、常に読書をして見聞を広めることが素晴らしいという方を否定するつもりはないのですが、とにかく、僕には必要ないかな、と思ってしまったんですね。

と、これだけ煽っておいて、実はサイドプロジェクト(プライベート)を進める上で、久しぶりに、かなーり久しぶりに、本を読みたいな、と思ってしまったのでした。何でもいいからサイドプロエジェクトを進める上で参考になる本はないかな、と。ということで、1月下旬に日本に一時帰国した際に、1冊だけ本を買ってきていたんですね。

「企業のファイナンス(磯崎哲也著、増補改訂版)」

いわゆるベンチャー起業家を目指す人たちのバイブルと呼ばれている本ですね。内容は軽くて読みやすいのですが、起業を志す方が知っておいた方がいいことが一通りまとまっていて良い本です。といっても、昨日からようやく読み始めたのでまだ半分くらいしか読んでいませんが。。

本業でベンチャーとの事業提携・協働事業や新規事業開発で有望ベンチャーの発掘を担当してきた経験があるので、ここら辺の知識は割とある方で、個人的にあんまり新しい知識はないんですが、改めてこういう本を読むと、やっぱベンチャー経営者って楽しそうだなと思いますね。

僕自身はいまのところ起業するつもりはありませんが、サイドプロジェクトをはじめたことで、長らく遠ざかっていた読書欲が戻ってきたというのは、なんだか素敵なことのように感じました。本を読むぞー、と意気込んで喫茶店に行ってみるなんてことを自分がするとは思ってもいなかった。

どうやらこの本の続編も既に刊行されていることはうっすら知っていたのですが、そっちも買ってしまいそうです。

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