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起業ってムズかしい

こんにちは、おざきまんじゅうです。
この前、「学芸大前とかに住んでそう」と言われましたが、上京してこのかた錦糸町民です。逆におしゃれでしょ?

はい。

2022年2月に「起業します!」と宣言して会社を辞めました。「上手くいってる」の基準は人によりけりですが、今のところ「上手くいってません」。

想像していた「起業」は、思ったよりも難しいようです。

2022年は、図らずも息を潜めるように生きていました。駄文になっても構わないという勢いで、起業すると意気込んだ1年間の顛末をここにまとめ、2022年を清算しようと思います。

こんな起業がしたい

2月に会社員を辞めて、世間的には無職。さぞ貧そな暮らしをしながら、床で寝泊まりして0→1の事業に昼夜没頭する覚悟をもっていました。

蓋を開けてみると、期待していた没頭できる事業がそもそもありません。とりあえず、0の状態になれば、いやでも見つかるだろうという甘い思い込み。誰からも感謝されない、不確定要素しかない、まっさらな「0」のキツさと厳しさはこんなにも精神をえぐるのかと。

反面、ありがたいことに「仕事」は予想以上にいただけました。商いは好きですし、マーケティングも相変わらず好きで、いただいた仕事は心の底から楽しいですし、貢献できてる感覚もありました。

なので、個人事業主としてクライアントワーク(主にマーケティングコンサルティング)を始めることにしました。
クライアントワークをやりながら、自分が期待した没頭できる事業を見つけよう、作っていこうと計画します。

ただ、振り返ると「0」の辛さから逃げるように、今ある「仕事」に向き合うことを決断した気もします。

そして、冒頭に書いた覚悟と真逆の生活がはじまります。労働時間は減り、月収は増え、自分の好きなように働ける。文字面からは上手くいってるように見えますが、精神的には過去一で辛い。

自分の理想とした起業像と現実とのギャップに悶々とする日々。そもそも、ぼやけているのか、七変化しているのか、理想はほぼ幻想に近い。

「あれ、俺は何がしたいんだ?」

お金ってほんとに奇妙だ

でも、いいんです。

給与より経験に全振りしたキャリアで、かつ「貯金するな!」という諸先輩方の教えを忠実に守った結果、手元にお金がなかったので。

自分で値付けをして、交渉して、成果をだす。あぁ、会社に属さなくてもそれなりに生きていけるんだ。っと一抹の自信になりましたし。

あと、お金の捉え方がすごく変わりました。(極小規模ながら)PLとかBS、キャッシュフローにダイレクトに関わると、ビジネスの見え方が明らかに違って見えます。

特に強烈なインパクトを受けたことは、報酬の支払い。振り込む時のしんどさはなんと言えばいいのやら。

「もらう」立場しか経験がなく、いざ自分で、自分のお金で「払う」立場になると、アウトプットの見え方が転変。

なんで、こんなにがんばってるのにクライアントは喜んでくれないんだろう。なんで給与はこれだけしか上がらないんだろう。

そもそも、見えてた景色が全く違ったようです。反省。

これまでも経営者目線でいたつもりですが、結局はエセでしかなく、自分の未熟さと経験の尊さを感じた次第です。

闇落ちする?

気づけば負のオーラが漂う文章になってきました。笑
でも、10月くらいをピークに希望もなく、自分との戦いが精神的に辛くて、闇落ち寸前でした。

ただ、ドラマやアニメでよくある展開のように、闇の方に行くと一抹の光が顕現するんですよね。ほんとに不思議。

「人という字は互いに支えあって人となる」と、某B組の先生がおっしゃるように、閉じこまった自分の手を引っ張ってくれたのは結局「人」でした。

予期もしないところで起業家先輩と出会ったり、ご飯いきましょうと声をかけてもらったり、本当に運がいい。

辛い時間を誰もが過ごしていて、それを笑いながら話せる彼らにすごい自信をもらいました。合わせて悩んでた自分がバカらしくなってきました。

かっこつかなくていい、とにかくやってみようじゃないか。人生に答えはないし、理想なんて後付けでいい。きっと、今は辛いかもしれないけど、未来も辛いとは限らない。

長い時間軸における不確定要素の中で、今を全力で過ごしてみよう。自分を信じてみよう。

これかもしれない

そんなこんなで、心の綾が若干ほどけてきました。単純明快で「やるか、やらないか」これにつきるなと。

忙しくすることで無意識的にセルフハンディキャッピング(テスト前に部屋の掃除しだす的なやつ)していたことに気いたので、キリのいいタイミングで仕事をいくつか整理させていただき、やらなければならない状況を作り出します。

そして、いろいろインプットしたり考えたりする中で、自分が向き合いたいコトが見えてきました。

「〇〇は▲▲だ」のように、枠組みやカテゴリー化をしてしまう。それと「どうせ一発屋だ」、「絶対うまくいかない」とか、未来は不確定なのに、現時点で決めつけやレッテルを貼ってしまう社会の風潮に、どこか違和感をもっていました。(自分もしてしまうんですが)

人間の思考法や過程を学ぶと、これらは起きて当たり前のことで、元来から人に備わった生きていくための能力です。

ただ、もう少し上手く使えないだろうか。

バイアスをなくすことはできないけど、バイアスを把握することで、よりよい意思決定を人類はできるんではないか。

ということで、会社を設立しました

12月13日(一粒万倍日)に、株式会社まんじゅうマーケティングを設立しました。

ふざけた名前ですが、まんじゅうは外側からだけだと、何味かわからないように、中身、本質を大事にしていこう。そんな意味もあります。あとは、韻踏んでて覚えやすい。笑

相方(エンジニア)に、プロダクトの開発を本格的にスタートしてもらうことができ、2023年にモメンタムを感じる年の瀬です。

あ、マーケティング支援やコンサルも引き続きやってますので何卒!

2022年お世話になったみなさま、取引先各位には大変感謝しております。もう感謝してもしきれないです。ほんとに。


よちよち歩きのまんじゅうマーケティングですが、2023年もどうぞよろしくお願いします!!

以上、2022年のご報告でした!



来年は、また違った地獄が見れるのかな。


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