ショートショート『宇宙人裁き』
目が覚めて寄ってくる。
顔を近づけてくる彼女が怖かった。
これは現実なのか。
* * * * * * *
「☆○◇!□▽Ω△#!!」
声にならない自分自身の叫びで目を覚ました。
全身は、汗でびっしょりと濡れている。
カプセルを出てもまだ頭がぼぅと痛い。
どのくらい、今度は寝ていたのだろうか。
この研究所では睡眠を快適に過ごす為の新型の睡眠カプセルの実験をしている。
高尾は、ここで働く研究員だ。
黛がにっこりと笑い、ゆっくりとこっちにやってきた。
「ずいぶんとうなされ