君は中日寄りのプロ野球ファンだ。
私は野球が好きだ。あくまで見るのが専門であるのだが。
というのも、私は運動神経があまり良くはない。体型から運動をしていたように見られがちだが、基本的に運動は苦手なのだ。
しかし、スポーツを見るのは好きだ。その中でも、野球が最も好きかもしれない。
では、今回は私と野球の歴史を振り返ろうではないか。
ちなみに、私は中日ドラゴンズ（以下、中日）のファンである。しかし、名古屋に住んだことは一度も無い。ずっと、大阪にいるのだ。
では、私がどのような過程を持って中日ファンになったかを紐解いてみる。
私が、野球に興味を持ったのは小学生の頃だった。父がスーパーファミコンのソフト『実況パワフルプロ野球‘96』を買ってきたのだ。
父は阪神タイガース（以下、阪神）のファンだった。そのため、阪神を使ってゲームを進めていた。では、自分はどのチームを使おうか。前情報がほとんどない。
そこで、『実況パワフルプロ野球‘96』で最も上にあるチーム。つまり、1996年のセ・リーグ優勝チーム・読売ジャイアンツ（以下、巨人）を使うことにした。
すると、野球のことが少しずつ分かり始め、実在する球団のことも知り始めた。
当時の巨人は、他球団から多くの四番バッターを獲得していた。落合博満選手や清原和博選手などが代表例だ。
巨人は強かった。
しかし、幼く青かった私には金銭を使った勝利があまり良い印象ではなかった。そのため、ゲームで使うチームも変わっていった。
しかし、野球の知識はまだ乏しい。どのチームを使おうか。
悩んだ結果、『実況パワフルプロ野球‘96』で上から二番目にあるチーム。つまり、1996年のセ・リーグ二位のチーム・中日ドラゴンズを使うことにした。
ゲームで使っていると、実際の試合も気になってくる。私は、当時サンテレビでよく中継を見ていた。
しかし、1997年はナゴヤドーム（現バンテリンドーム）元年の年。球場がいきなり広くなった中日は、昨年までの打撃成績には遠く及ばない結果となり、最下位に沈んだ。
それでも、私は中日を、さらにはプロ野球を観察していた。特に、興味を持ったのが記録である。
通算500本塁打：七人（2024年時点、八人）
通算安打記録：3085本（張本勲選手）
シーズン最多安打：210本（イチロー選手、現在は秋山翔吾選手の216本）
などなど、何故だか記録を見るのが好きであった。
その最たる例は、イチロー選手がMLBのみでNPBの安打記録3085本を超えるのも密かに応援していたことである。結果は3089本であった。
それについては、誰も話題にすらしていなかったが一人で楽しんでいたのだ。
他にも、2022年のヤクルト・村上選手の三冠王を素直に応援していたし、楽天イーグルスが初めて日本シリーズに出場した時は感動した。
特に、日本シリーズの相手が球界の盟主である巨人だったのも、とても面白い展開だなと勝手に思っていた。
そんな私を見て、友人は言うのだ。
「君は、中日寄りのプロ野球ファンだ」と。
確かにそうだ。私は、今でも中日の勝敗に興味があるし、勝って欲しいと願っている。
しかし、他にも巨人・坂本勇人選手の通算安打数が3085を超えるのも見たいし、西武・中村剛也選手の通算500本塁打も密かに応援している。
はたまた、大谷翔平選手の記録も気になるところだ。
このように、私は野球が好きだ。少し、違う楽しみ方をしているような気もするが、それもそれで野球ファンであることには変わりないと思っている。
さて、今日の中日はどうだろうか？
大野投手の調子は？
岡林選手の打率は？
細川選手、がんばれ！
こんな感じで、これからも密かに応援し続けたいと思っている。