【ジュリエットからの手紙】感想文
「美しいイタリアを観た」って感じ。
綺麗な街並みは勿論、何よりも田舎の風景が素晴らしい。広大な葡萄畑をどこまでも走っていく車の映像に、風すら感じるような気がした。
イタリアの男といえば恋愛に情熱的なイメージだが、この映画もまさにロマンチックで熱情的。
おばあちゃんと、孫の男性と、とある女性が、「ジュリエットからの手紙」をきっかけに、50年前のたった一夏の恋の相手を探す物語。
出てくるおばあちゃんは、滲み出る品格と教養にお茶目さを足したようなまさに理想の大人で、私もこんな歳の取り方をしたいと思った。
ジュリエットの生まれた家には、恋に悩む多くの女性が、ジュリエットへの相談の手紙を持って訪れるという。その手紙には、ジュリエットからの返事が届く。
運命の恋とか真実の愛とか、まだ若い私にはよく分からないけど、世界のどこかにこんな恋があったら、いつか自分も出会えたら素敵だなと思える、そんな物語。