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思い入れありません。
介護施設で働いている。
先日フロア異動があった。
私と同じタイミングで、他のフロアから来た人と休憩を取る機会があった。
その時にこの異動に不満があると言っていた。
不満の内容は、
新しい事を覚えるのが嫌だ。
前いたフロアの利用者に思い入れがある。
とのこと。
私は、全然そうは思わない。
新しい事を覚える大変さより、煩わしい人間関係をリセットできる方が楽だ。
そして前のフロアの利用者さんにはまったく思い入れがなくなっていた。
元々
私と言う人間は
寝ても覚めて仕事の事ばかり
パートなのに、仕事優先!
クソ真面目野郎だった。
真面目にやるしか私には価値がないと思っていた程だ。
クソ真面目野郎の私は鬱になった。
鬱で休職中に、ずっと介助してきた利用者さんが亡くなった。
以前のクソ真面目野郎の私だったら、職場に行って泣いていただろう。
でも行けなかった。
行かなかった。
それから復職して休みの日に利用者さんが亡くなっても顔を見に行く事もなかった。
すっごいドライ。
施設によっては、介護職員がお葬式に行く事あるような業界で、私は超ドライじゃない??
と思う。
でも、利用者さんの1番は、やっぱり家族だ。
日本の法律もそのようにできている。
亡くなってもその場に居合わせたら、声は届く。亡くなってすぐなら聞こえていると言う事知っている。
知っているからこそ、
すぐじゃなかったら意味はないと思う。
だから行かない。
それよりも、生きてる一瞬一瞬を丁寧に、介助する。
それでいいやん。
それが仕事って事なんやないの??
介護スタッフは、長い人生のほんの一部にたちあうだけの存在だ。
身体が動かなくなって、声が出なくなっても利用者さん達は、私達の事をよく見ていて、よく分かっていると思うんだ。
だから介護理念に基づいた
尊敬と丁寧な仕事が必要なんだと思う。
そこには、感情よりも大切な事がつまっている。
書いていて思った。
思い入れがないわけじゃなくて
感情労働を私はもぅしたくないのだ。
だって仕事だもの。
感情的になるのは、家族のする事。
私は、淡々と仕事をして、労働の対価をもらう。
その人に寄り添うのであって
その人の人生に寄り添うことはしない。
誰もがドラマのような最後を迎える事はできない。
だからってそこで一喜一憂しない
だって私の人生で1番大事なのは、私だから。
長ーい文章。
最後まで読んでくださってありがとうございました😊