「気まぐれロマンティック」を聴くと、何故か泣きそうになってしまう
『THE FIRST TAKE』で久々に聴いたんですけど、やっぱ良いですね。
でも、やっぱアラサー世代としては原曲の方が好きだな。
思い出補正があるのかもですけど、この曲はなんか聴いてると泣けちゃうんですよね。なんでかな。
多分、『ウソのない感じ』が眩しいからかな。
歌詞のキラキラ感、聖恵ちゃんのまっすぐなボーカルワーク。
なんか、失われた思春期の素直さみたいなものが凝縮されている気がするんですよね。
僕は音楽の知識がないので楽曲をレビューする時いつも歌詞に着目するんですけど、この曲はやっぱりメロディがとてつもなく良いです。
抑え気味だけど耳に残る美しいAメロ、跳ねるようなテンポで楽しさに満ちているのに何故か切ないBメロ。サビ前の
のくだりは、メロディとボーカルの調和が完璧。
特に”ね”の破壊力がヤバいです。
という歌詞が印象的はサビは、聴いた人が絶対忘れないであろうフレーズ。
楽し気なメロディに
のように急に心理を突いた恋する乙女のようなフレーズをぶち込んだり、
みたいに童話のようであると同時に駆け落ちのようにも見える、かわいさとシリアスさを同居させた言葉選びは流石の一言。
というか、メロディと言葉選びのバランス感覚が巧み過ぎて怖い。
しかし、水野良樹氏も凄まじい才能の持ち主ですよね。
今も素晴らしいですけど、2007~2010年あたりの名曲連発感は凄まじいものがありました。
彼の楽曲って、メロディでリスナーのノスタルジーをガンガンに突いてくるというか。聴いているだけで学生時代の風景を想起させるんですよね。
これは恐ろしい能力ですよ。
というわけで、アラサー男子にいきものがかり再ブームが到来しそうな予感です。