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#69 世界的半導体不足について


1.世界的半導体不足について

今回は、世界的な半導体不足の問題についてお話しします。この問題の背景には、新型コロナウイルスの蔓延がありました。特に中国や台湾など、世界の工場とされる地域でのロックダウンが影響しており、工場労働者が働けなくなったことが大きな原因です。

不足している半導体の主な用途は、自動車や工作機械、産業用ロボット、家電などに使用される制御用コンピューターです。これらは全て半導体に依存しており、現在の半導体は古い製造プロセスを用いて作られています。例えば、自動車用のマイコンは10年以上前の技術で作られており、これが大量生産されています。しかし、これらの半導体が不足している現状があります。一方で、新しい半導体製造装置も問題を抱えています。これらの装置には、古いマイコンチップが使われており、それらが製造できなくなっています。このように、サプライチェーン全体が連鎖的に影響を受けているのです。

この半導体不足の問題に対応するため、九州の熊本に新しい半導体製造工場が設立されることになりました。これは、古いプロセスで作られる半導体を製造するための工場です。また、この工場では、高い時給で人材を集めようとしており、これが地元の製造業に大きな影響を与えています。
この半導体不足の問題は、単なる製造上の問題ではなく、経済全体に影響を与える重要な問題です。サプライチェーンの管理と新しい技術の開発が、今後の鍵となるでしょう。


2.AIが実現する未来①

先日、ドワンゴの川上量生さんとの会合でAIに関する話題に触れました。今回はその時に話したことをご紹介します。

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