板チョコ一気食い、意外となんてことなかった。
一気食い。それは、1回の食事ですべてを食べきることである。
一気食いには夢とロマンが詰まっている。
しかし夢には高い壁がつきもので、おいそれとできるものではない。上記の例はいずれも未達成である。
そんななか、一気食いしたい食べ物2軍の板チョコを、この度討伐(?)することに成功した。この経験をとっかかりにしていきたい。
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私は常々疑問に思っていた。
板チョコ1枚が挟まっているようなものであるチョコモナカジャンボを幾度となく食べておきながら、なぜ板チョコを一気食いすることに躊躇してしまうのだろう、と。
また、アイスとしてはあまりにチョコすぎて普段は食べないが、世間には「板チョコアイス」という商品もある。しかも通年販売に昇格するほどの人気っぷりだ。
さらに、ここで伝家の宝刀、栄養成分表を見てみよう。
なんと板チョコ1枚のエネルギーと脂質は、チョコモナカジャンボよりも低い。
片や乳成分を含む食品、片や一から十までチョコレート。身体への影響等を考えると、数字ですべてが決まるものではない。
しかし常日頃、数字を食べるかどうかの指標にしがちな私である。そのルールに則るならば、板チョコは一気食い可能ということになるのだ。
足枷となっていたのは、小さい頃から数かけらずつでしか食べたことがなかったという習慣、そして「板チョコ一気食いって、なんか食べ過ぎじゃない?」というぼんやりとしたイメージである。改めて考えてみたら、その2つくらいしかなかった。
ならば突っ込め!敵は意外ともろいぞ!固定観念など、このカロリー至上主義者が吹き飛ばしてくれるわ!
そんな謎の啖呵を切りつつ、YouTubeをお供にノンストップで完食したのだった。結構あっけなかったよ。
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とは言うものの、チョコモナカジャンボの板チョコとは全然違っていた。板チョコ、半端なくチョコだわ(それはそう)。
チョコモナカジャンボのアイスとモナカは、それ単体として美味しいだけでなく、チョコに対するフォローもしていることがわかった。今回の一気食いの、思わぬ副産物である。
チョコだけを食べ続けると、歯にくっつきまくったり、口の中が濃厚になりすぎたりしてしまう。
そこでミルクアイスが参入ことで濃度を中和し、水分量を確保。そしてサクサクモナカがチョコとアイスを絡めとりつつ、口内の甘さレベルも一定にしてくれるのだ。
意識して食べたことがないから憶測だが、きっとそんな感じで食べやすくなっているのだと思う。そうだ、各役割を意識しながら食べるのも面白いかもな……(食べる口実を見つけた人の図)。
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やはりチョコモナカジャンボはアイス界のエースであり、チョコ界との懸け橋にもなっているのかもしれない……って、板チョコ主役回のはずがチョコモナカジャンボ礼賛回になってしまった。
板チョコ一気食いも結構楽しかったのでまたやるかもしれないが、チョコ欲や糖分欲が激しいとき限定になりそうな予感。チョコモナカジャンボは絶対近々食べます。