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ペットボトルが開けられない


よく物を落とすのが地味に困りごとだったりする。失くす、という意味ではなく、掴んでいるものが勝手に離れて空中に投げ出されてしまうのである。


昔から握力はそんなに無い上、前職場の人に「意外と大雑把ですね(大意)」と言われたこともあるので、無理な取り出しかたや持ちかたをしているのだろう、と思っていた。面倒だと思うことが実は大切である、という話をTwitterで見たことがあるし、気をつけないと……と反省する日々である(なかなか直らない)。


しかし、それにしても最近落としすぎな気がする。この前は包丁も落としたし……と訝しんでいたのだが、数日前ちょっとショックなことが起きた。



ペットボトルのキャップが開けられなかった。


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500mlサイズ、ワインのスクリューキャップは格闘こそするものの、なんとかなっていた。ワインに関しては『早く飲みたくてコンビニで買ったのに、開けられないってそんな悲しいことある??』と1人で必死の形相だったけれど。


この時点で一筋縄でいけていないのだが、まだ開いたからいい。しかし1Lサイズの炭酸は無理だった。日を分けて2回挑戦したが、まだ未開封のまま冷蔵庫に入っている。一生このままかもしれない。



キャップ類が硬いときはゴム製のものをあてがうといい、というのは『伊藤家の食卓』書籍版によって刷り込まれているので(娘がゴム手袋で開けて、お父さんが「お父さんの威厳ないよ~」と苦笑する、みたいな漫画だった)、もちろん試した。開かなかった。


唯一の変化と言えば、最高潮の力を振り絞ったため、頭に血がのぼったくらいである。キャップを開けようとして血管が切れたら、悲しいどころの騒ぎではない。


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これはさすがに筋力の低下も疑わなければならない。確かに指先から上腕二頭筋に至るまで筋肉とは無縁の見た目をしているが、ここまで弱っているとは思わなかった。


しかし、たいていのことは一気に変化することはない。少しずつ変わっていて、それが限界に達したときに大きな出来事となって立ち現れる。「よく物を落とす」というのはその兆しだったのかもしれない(※大雑把なことも忘れてないよ?)。


ダイソーで見かけるたびに買うか迷っていたハンドグリップ、やっぱり買おうかな。

器具が無くてもトレーニング可能らしいし……と見送っていたが、結局何も無いと続かなかった。見える所に置いてプレッシャーをかけることにしたい。


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三谷乃亜
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