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牛丼屋でシェイクを飲む


牛丼チェーンはいくつもあれど、行くとなったら十中八九すき家だった。


最大の理由は、ミニサイズがあるから。1番食べていた子ども時代には吉野家で小盛りはなく、松屋はそもそも店舗が無かった。


なか卯では1度だけ頼んだことがあったが、混んでいないにもかかわらず待てど暮らせど着丼しないし、冷房効きまくって寒いしで散々だった。親子丼と坦々うどんは好きなので以降も足を運んだものの、牛丼はそのときのトラウマによってずっと頼めずじまいである。



こう書くと消去法にも見えてしまう「すき家1位」だが、3種のチーズ牛丼は間違いないし、ご飯の代わりに豆腐を使ったライトシリーズにも随分お世話になったし、タレの染み込んだご飯(絶対牛肉は先に無くなる)に七味をたくさんかけるのも定番だったし、いろんな思い出がある。あと、赤がイメージカラーなのもよい(?)。パキッとしてて、いい赤なんだよな。



***

そんなこんなで最もホーム感のある牛丼チェーン店だが、この度さらに好きになった。……すき家だけに(あー言っちゃった)。



バニラシェイク
(Мサイズ、190円)


ちょっと、いつからシェイクが提供されるようになったんですか?進学以降めっきり行く機会が減ってしまっていたから全然知らなかったんですけど。

しかもSサイズ130円からあるという破格さ。私が頼んだのはMサイズだが、それでも190円。この物価高のなか、200円未満でMサイズが飲めるのはだいぶすごいんじゃなかろうか。

ちなみに、今まで飲んできたなかの最安値であるマックはSが150円、Mが220円。量がわからないので単純に比較はできないが、少なくともMサイズはしっかりした量だった。マックでは基本Sで頼むから、こっちもSで頼むべきだったかな(比較に全力過ぎる)。



しかし、いくら安くても味が伴わなければお話にならない。これまでいくつものシェイクを飲んできた私の舌は騙されないぞ……。


え、美味しいんですけど。



お約束すぎてむしろ信憑性が薄くなってしまった感があるが、本当に美味しかった。ミルキーをほうふつとさせるまろやかな甘さ。ストローがペコっとなるもったりさでありつつ、口の中に入るとシャリシャリも感じられる。ちゃんと甘くて、でもスッと消えてくれる。この後腐れなさがいい。

正直、牛丼屋さんのシェイクってどうなんだろう、と疑っていたのだが、予想をはるかに上回るポテンシャルだった。期間限定のアップルマンゴーも絶対美味しいと思う。



***


ただひとつネックなのは、シェイクを飲むためだけに牛丼屋さんへゴーするというハードルの高さ。

やはり、周りが"ザ・ご飯もの"を食べているなかでドリンクを飲むと場違いな気持ちになってしまう。このときもお昼時は避けたのだが、意外とお客さん入ってたし、もちろんシェイクだけの人はいなそうだったし。客単価が明らかに低くなってしまうのも申し訳ないところだ。



とはいえ、誰かを誘って牛丼屋へシェイクを飲みに行くのもちょっと違う気がする。心を強く持ち、平日の静かなときを狙っていくことにしたい。



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三谷乃亜
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