ラッコ先生はずるいって
ちいかわ。言わずと知れた大人気コンテンツである。
ちいかわを見ずに1日を終えることは至難の技。仮に一歩も家から出なくても、ネットと繋がっていれば何かの拍子で現れるに違いない。
一方私は、それらからずっと距離をとってきた。ちいかわの面々を中心にできた老若男女の輪を、その外から見ているイメージである。
しかしラッコ先生を知ってしまった日から、状況が一変。ちいかわの磁場に、ぐいぐいと引き寄せられている。
額に十字傷を持つ、ちょっと顔が険しめなラッコ。孤高の強者的な雰囲気を漂わせており、基本的には単独で行動している。（中略）
主に「討伐」の仕事をしており、危険の絶えないちいかわ世界の中でも屈指の実力者。
ちいかわとハチワレの憧れの存在であると同時に、彼らにとっての心の師匠にも当たる存在であり、何かと世話になっている。
太字にした部分だが、これは私が好きになりがちな要素である。自作勉強ノートだったら「強調部分が多すぎます」とツッコまれそうな出現回数だが、大事な部分しかないこの文章のせいだと反論させてほしい（責任転嫁）。
つまり私が本能的に刺さるのは、いわゆる「頼れる兄貴分（フィジカル強者）」。ビジュアルで言うと、「険しめフェイス」。ラッコ先生、ビンゴすぎるよね。
そのうえ、甘いもの好きときた。
パフェを食べながら頬を「むにむに」している様子がかわいすぎる。基本カッコいいんだけど、かわいいところがある……っていうのが堪らない。
ちいかわの主要キャラはみんな純度100%の鉄壁かわいい系だと思っていたのに。ここにきてどストライクな子出してくるのズルくないですか（誰）。
しかもそんな折、ちょうどTwitterでラッコ先生がメインの漫画が流れてきた。ハチワレくんに敵の倒しかたを一生懸命教えている。ホワイトボードで何度も描き直してさ……。震えちゃうよ。その真面目さと健気さに。
***
某日某所。
ひとりの小型女性が、ラッコ先生グッズの前で佇んでいるのが目撃されたそうな。
ちゃんと食べるところ、ほんと好き……。
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