新卒で警察官になって、社会の厳しさを知る

おはようございます、私です。(誰?!)
皆様は社会人になってからの人生ってどんな風に過ごされてましたか?
職場環境に恵まれて、社内でも評価されて、一定の地位まで順調に登っていった方もいれば、誰にも認めてもらえず、上司にボコボコに言われて自己肯定感をなくしてしまった方もおられるかと思います。
自分語りにはなりますが、目を通していただけると幸いです。

新卒でなった憧れの警察官

祖父も叔父も警察官で小さな頃から憧れの職業でした。(父は警官ではなかったですが)
所謂「正義」に憧れた少年だったと思います。自分の場合は「悪い犯人を捕まえよう」ではなくて、「困っている人、助けを求めている人に手を差し伸べたい」と言う思いの方が強かったように思います。

警察学校時代


警察学校では基礎を叩き込まれました。
良くも悪くもチームで動くので足を引っ張るチームメイトがいると、目の敵にされてイジメのような扱いを受けることもあり、自分も一時期ターゲットになりました。
成人して警察官でそんな扱いを受けるとは思いませんでしたが、自分の協調性が足りてなかったんでしょうね。
教官に怒られたり、指導を受けることはまだ耐えれたと思いますが、仲間からのこの扱いは流石に堪えました、本当に。
この時期はストレスが溜まってた影響なのか、できた傷がなかなか治らず、それもしんどかったですね。

現場に出てから

長いようで短かった警察学校を卒業して現場に放り出されたわけですが、この時期も辛かったですね。
私の知る限りでは、特別なことがない限りは交番勤務が最初の活動場所になるかと思います。
三交代制で私とペアで活動してくださる相勤のベテランの方は交通課上がりで20年来交番勤務をしたことがなかったそうです。
現場に出たばかりのヒヨッコ警察官と何十年も交番での活動がないベテラン警察官、当然ながら上手く行くわけがありません。
この時ばかりは「人選おかしくない??」と感じましたが、現実は変えれません。

警察を辞めるまで

そんな交番生活を過ごしていましたが、自分の心が磨り減ってしまい、遂には頭が回らなくなって考えがまとまらなくなりました。
毎回その時の気分で怒鳴られ、「余計なことするな」からの「なんでしなかった」のコンボをリアルにやられて、萎縮してしまい心がポキッと折れてしまいました。
「あぁ、もうダメだ」ってコップの水が溢れるように、気付いたら「辞表」を叩き付けていました。

申し出た数日後、副署長から呼び出され引き留めを受けましたが、もう心が壊れかけていたので、しどろもどろながらお断りしました。

帰り際、副署長のお気遣いに堰を切ったように泣いてしまいました。
あの副署長がいて下さったおかげで今も警察組織を嫌いにならずに今があると思っています。

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