さらば中島貞夫
中島貞夫監督が亡くなった。
犬死に、無駄死にを描かせたら天下一品の監督だ。
はじめて中島監督の映画を見たのは仁義なき戦いにどハマりして菅原文太のファンになった頃だった。
深作監督の「人斬り与太」2作を見てテンション爆上がりになった俺は、これが「現代やくざシリーズ」の1本だと知る。
ほう、それなら全部見てやろうと意気込む。
今から10年とまでは行かないくらい前、
サブスクもまだ流行っていない頃、東映のヤクザ映画を見れるのはDMMの配信サイトだけだった。
そこで俺は見たのだ!「現代やくざ 血桜三兄弟」を!
ヤクザ映画らしからぬマリリンモンローノーリターンの響き、底辺のチンピラが鉄砲玉を殺したり、立ちションで殴り込みに置いていかれたり、
脳を揺さぶられた思いがあった。思わず2周目を見始めた。
ヤクザ映画と言えば深作欣二!と思っていた頃だったが、ちょうど文庫サイズで復刊されていたインタビュー本「遊撃の美学」を思わず買ってしまいまい、新文芸坐まで「安藤組外伝人斬り舎弟」を見に行ってしまうほど好きになった。
個人的なトップ3は
実録外伝大阪電撃作戦
狂った野獣
安藤組外伝人斬り舎弟
さらば!
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