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尊厳と酸素、あとバナナ

久々に出勤、バナナと野菜スープをぶらさげて。
バナナには今まであまり注目していなかったのですが、手も汚れず片手で食べられ、栄養もあり、なおかつ、甘くうまい、黄色くてなんか元気でそう、というポテンシャルの高さに今回の不調直前に気づきまとめ買いをしていたため不調時には大変お世話になりました。
食後の薬を飲みたいがためにベッドを這い出して、バ、バナナプリーズ、、と枯れた声で囁きひとふさちぎり弱々しく頬張りその後服薬という余命いくばくもない猿としてのパフォーマンスを披露、いや誰も見てへんけど、そんなこんなで出勤ができるほどには回復したわけ、バナナのおかげといっても過言ではない。
バナナといえばカメハメハ大王のような半裸のじじいの王が脳裏に浮かぶのやけど、これはなんやろな、どこからきてる?
そんな未開の土地で今もバナナ生産されてる?ほんまに?
それってジャパニーズサムライとかニンジャのムードではない?

副鼻腔炎による酸欠のためパヤパヤ状態で仕事をミス連発しながら、なんとか帰路。
人間に必要なもんってなにか知ってる?
尊厳と酸素、これはほんま、そうやと思う、全員保っていこう。
そこにバナナもちょっと加えよかなとかおもたり、思わんかったりして。

帰宅して鏡を見るとあるまじきヨレヨレであった、よく仕事してたな、という血色のなさ、目の死に方よ。
気が弱って家に帰ってからもずっと泣いている、なんという陰気な家、残っている野菜スープをすすり、人生を憂いてウッウッとまた泣く、涙腺が馬鹿になっているので洗濯機が終わりの合図を出しただけでこの世の終わりのように泣く、隣人は、とんでもなく暗い業を背負った奴が引っ越してきたな、と思うんちゃうかな、その通り、御名答、あんたの運の尽きやで、隣人の方、よろしくね!
なんて言うて、インターネットで公式に公開されているキムタクと松たか子のラブジェネレーションちゅうドラマを見る、えらい昔のやつで当時おもしろがって見た気がするけど、改めて見ると松たか子のキャラクターにとんでもなくイラつきあまりにも腹が立つので涙がぴたりと止まる、嫌すぎて手が震える、大瀧詠一の美しメロディととろける歌声でもちょっと間に合わんぐらいに腹が立つので見るのをやめるがキムタクって何周か回ってやっぱりバチバチにかっこええなと思いながら就寝。
早く元気になって楽しい計画などを立てたい。
体がどんどん弱い、加齢なのか。堪忍え。

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