『知識とコンピテンス』
知識とは、教育と経験を通して知った専門の内容です。知識を証明するものには、学位、職歴、顧客からの推薦、証明書、賞与、その他の表彰などがあります。
能力(コンピテンス)は知識とは異なります。知っているからといって、できるとは限りません。コンピテンスは、何をすべきか知っているという段階から一歩進んで、行動を起こします。
知識は素晴らしい。コンピテンスも素晴らしい。しかし、両方が備わった時こそ、人は信頼され、魅力を増すことになります。
知識、コンピテンスの資質を備えていても、外に出さなければ意味がありません。つまりは人々との交流です。デジタルの世界で言えば、Eメールやツイート、ボイスメール、ビデオチャットに応えることです。
信頼されたければ、現実と仮想の両方の世界に姿を見せることです。大変な作業ではありますが、一瞬で何千人もの人と信頼を築くことなどできません。信頼できる人というイメージができあがるには、何ヶ月もかかるものなのです。