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プラスの芽を植える
私は基本ネガティブ思考の人間です。
と、いきなりタイトルと真逆なヤツだと告白しましたが‥
そんな人間でもプラス思考になれる。そんな話です。
・ネガティブの始まり
子供の頃、小学校低学年、家族で夕食を食べ終わった後に親に呼び出され
「父と母は離婚する。どっちに着く?」
と無慈悲な選択を迫られたり
夏休みに入っていきなり
「転校が決まった。」
と、ろくに皆に会えないまま誰も知らない学校へ行ったりした事がありました。
そういった経験からもしかすると、
急に来る辛い事は起こるものなんだとその頃から強く感じていたのかもしれません。
社会人になってからも、ネガティブ一直線。
学生の頃も遊び優先で、充分にメンタル訓練をしていなかったからか、精神力も乏しくセンチメンタルな青年そのもの。
そのマイナス思考は続きました。
日雇いフリーターが長く続くと、周りに電波を発します。
「仕事で一緒なだけ。だから誰も話しかけてくれるな。」
自分で人見知りだからと言って会話をシャットアウト、常に帽子を深く被っていた20代。
まぁ、人生の酸いの部分を味わっていた時期は誰しもスレてしまうのかもしれません。
しかし20代後半にもなると、このままじゃまずいと感じ始めました。
そこで、もともと読書好きだった私は「人と話せるようになる本」なる物をコンビニで購入。
レジに出すのも恥ずかしかった事を覚えています。
もちろん読んでも急に魔法が掛けられる訳ではありません。
しかし、それからはマイナスな事を考えていても何も得しないんだと考えるようになりました。
とにかくプラスな事を考えよう。
そう願って、物事に対してプラスに考えようとしました。
キッカケは出来たが、だからと言って急に自分のマインドが急に変わる事はありません。
疑心暗鬼のまま、数年経った頃‥
・気づけばなかなか明るいタイプになっていた
いつの間にか当時の会社内では、誰にでも話しかけるし、飲み会では率先して弾ける人として目立つようになっていました。
人と話せるようになる本にも書かれていましたが、話す事が苦手だと思っている人程乗り越えると逆に得意技に変わる事も多いのだそうです。
30歳を過ぎると、明るい男として振る舞う意識が少しずつ出来て来ました。
やっぱりありきたりだけど継続は力なり。
キッカケを持って自分を変えてみて、すぐに変わる事は無い。
小さく小さく芽を植えて行く事なのかなと。
「結局変わって無いじゃん」
と自分で突っ込んで終わらないように、大きな変化は望まずに、芽だけを植えれば、
5年後、10年後、そのまた5年後・・・成長を続けられるんだと言うお話でした。