ウスイブック装丁備忘録2024(前編)
同人どうぶつ歴1●年、いままでで一番ウスイブックたくさん作った年2024の記録を残しておきたくてnote登録しました。
2024年の総計は22冊/漫画500p/小説26万字といったところ。
3ジャンル反復横跳びって、こわいね。
印刷所さん今年もありがとうございます😭
全部載せたいが今年中に書き終わるかわからない(2024/12半ば)
①はじまりのあしたに
箔押しといえばスタブさん。スタブさんのオンデマを愛しすぎてとうとうぼうけんのしょカンストしてしまったのもあり、ますますスタブさん大好きマンをやっています。
去年(2023年)にジャングル透明箔を線状にどわーっと入れた表紙を作った時に他のサンプルなどを見ていてぼんやりとレーザーセレクトの透明っていいなあ〜と思っていたので使ってみた本。
一般的な透明箔にレインボーカラーが反射でのるイメージですが、角度を変えるといろんな見え方をして面白いしかわいい。
箔押しの範囲が狭い+タイトル部分だけヌキ+紙がやわかい、の効果か箔押しのみで箔押しとエンボスを併用している雰囲気に。これは狙ってなかったんですが箔押しの面白さだなあ〜。
タイトル文字はうたとキャロル。うっかりすると使いすぎるので最近封印気味。英字もかわいいので細々した情報にも使いやすい。
表紙デザインはデカ文字のヌキ、箔押しの小さいテプラ(テプラではない)をやりたいな+この色が出したいなで組みましたが色味ばっちり出たので満足。
②The Light at the end of the tunnel
ミニッツGAが使いたい!!!!の気持ちで選んだものの、ページ数とサイズとのバランスが悪かったかも。あと遊び紙。波打ちやすい要素×3でなみなみしている。基本的にトレペ系の遊び紙は波打ちやすいのと、ミニッツGA自体が薄めなのでそのせいかな〜という気がします。
この辺のバランスは難しい。
ミニッツGAの質感と表紙デザインの取り合わせはマッチしてて良きでした。
③かいしゅんちゃんはいます!
友人の誕生日祝いに友人が好きなものを他の友人から強奪した合同誌。人数分しか発注していない。漫画小説混合なのでキンマリ90で。
ファンタスひまわり、色かわいい〜〜グフフ…とどっかで使いたかったので使えて満足。
タイトル作字もたのしかった。とにかく楽しげハッピーをテーマに。
B6ベースの正方形本ですが、スタブさんのオンデマはカスタムorノベルズの基本料金が最大サイズ価格っぽく、あとは小さくしても変形でも価格変わらずみたいです。本当に合ってるかは見積もりで確認してください。
小さくするだけ〜だと少し割高になるけど正方形本が作りやすくてたのしい。あと角丸が10Rなのもうれしい…他のよく使う印刷所さんの角丸だと8Rとか5Rとかでちょっとちいさいな…となるので。でもA5以下が主流ならサイズ比はちょうどいいのかもしれないですね。
④瞬くパノラマ
小説再録本。厚みも出るし2種箔したい……サイズはバカデカがいい…と大暴れした本。作字もたのしかった…表紙の印刷はなし、黒ミランダにマットPPを貼っています。
ミランダはガラスフレーク?ラメ?入りのキラキラが綺麗な紙なのでPP…特にマットPPはあまり推奨されないことが多いかな?と思いますが、箔押しするので紙のキラつきを少し抑えたかった+マットPP貼った時の質感がかわいい+表紙をめくった時に表2の紙本来のキラキラが本当にかわいいのでこういう仕様に。ただやっぱりそこそこ反ります。PP加工はスタブさんのPP加工サンプルを参考に選んでいます。
本文は2段組で段区切りを点線に。割と好きな設定なのでたまにやります。本文用紙をオペラクリームマックスにしたのは淡クリームキンマリよりコミック紙とかのラフ紙に小説を刷るのが好きだから。厚みがあると重いから…というのもあるしふかふかした紙は捲りやすい…A6サイズの小説本でもよくコミックルンバあたりを使います。オペラクリームマックス/オペラホワイトマックスすごく好きな質感だけどスタブさんを使う理由の9割くらいな「黒のマット感優先」を選べないのがちょっとネック。テカリがない本文印刷が好きなんですよね…。故に少し中表紙などにテカリがあります。
⑤とけないソーダフロート
ソーダ部分のイメージが先に浮かんでいて、蛍光イエローを地に引いて薄くシアンを載せる感じで緑!!!!という気持ちで装丁を組んだ本。箔押しは炭酸ぽさ重視でドットに。非常〜〜にかわいいんですが、ファンタスは傾向的に色が沈みがちなのでちょっと全体に絵が暗いかもな〜という反省。
1〜3月の本まとめ、と見せかけて3月の本ってまだあって………5冊ずつくらいちまちまと上げていきたい所存です。
おまけ。
『瞬くパノラマ』は2版を作ってまして、こちらは箔と紙を変えています。ドットレッドとシルキーナイト、紙はファンタスゴールド。