那須川天心vs皇治戦を武尊戦を考察する、その2
皇治フィルター越しの武尊vs天心という事で、実際の武尊と皇治の試合から、武尊の強さはなんなのか、というのを考察していきたい。
この試合、エディオンアリーナで生で見てきました。会場な中で風船メガホンが鳴り響き、大雨が降ってるかと錯覚したほどの大盛り上がりでした。
試合は、1R目がほぼ互角。
2R目から武尊が押し始め、3R目はあわやKOになるくらいまでになっていきました。
途中3Rだったと思いますが、皇治がグデーンとしたフックの空振りをしたのが、この武尊の強さの証明だと思っています。
実際に計測などできませんが、
パンチの強さ、ハンドスピード
蹴りの強さ、
スタミナ
こういう所で、2人に優劣があるようには思えません。
差を生み出すのはK-1ルールへの適性だと考えます。
一般的なキックルールであれば、お互いに見合う距離、ミドルレンジでの攻防がありますが、K-1にはそれがありません。
何故か。
原因は首相撲の有無です。
K-1では組んではすぐ離され、距離をとりなおされます。組むのを繰り返す選手は、原点とまではいきませんが、ジャッジの心象は悪くなっていきます。
武尊は、この組んでからの首相撲のないK-1ルールに、最も適した戦い方を選んでるように映ります。
とにかく、前へ、前へ。パンチで攻める、攻める。
ローキックやミドルキックも蹴りますが、それすら、前に出ながら蹴ってるように見えます。ショートレンジで打つのに特化した蹴りなんではないでしょうか。
「K-1もキックルールも一緒」と、いつもと同じペースで戦ってると、2R、3Rと進むにつれ、間合いがドンドン崩され、武尊に有利に進んでいく。そして、気づけば武尊にKOされている、と。
武尊と天心がやるとすれば、どんなルールになるかわかりませんが、K-1ルールであれば、武尊有利ではなかろうか。
ただ、、、
天心は特別!!