山目会

プロの格闘家に教えるプロ集団『山目会(ザンモクカイ)』、通称ヤマメ。関西の格闘技界を盛り上げ、「KAKUTO EXPO 2025 in KYOCERA DOME」を目標に活動中。会長の日記→https://note.com/takagi_shingo

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最近の記事

RIZIN24感想、その4

朝倉海と天心の試合は、テレビ中継をあてにして店を出たら関西ではテレビ中継してない事を知って、しゃあなしでyoutubeで試合を見たという、あまり「気」の入ってない視聴でした。 まぁ、ただどちらにしてもあまり興味持てなかったかも。 大会前はこの二つの試合に一番注目してたんですが、いざ大会始まったら他の試合が拮抗した実力差の中での名試合が多くて、正直実力差がはっきりしてそうなメイン二つには興味が薄れてしまいました。 生で見てたとしても、 「やっぱりな」 くらいで終わって

    • RIZIN24感想、その3

      金太郎vs瀧澤謙太 結果は判定で、試合内容もいわゆる膠着したシーンが多かったんですが、ただの動きがない試合ではなかったです。 私的には、今大会のベストバウトにあげてもいい一戦。 レベルがあがると、試合は拮抗して、KOとか一本てなかなか起こりづらくなって、単調な試合になりがちなんですけど、本当にレベルが高いとそういう状態でも試合は面白いんですよね。 レベルは拮抗、お互い動きをつぶし合い膠着状態が続く、というのは他のつまらん試合と同じなんですが、その膠着状態の中で動き続け

      • RIZIN 24感想、その2

        スダリオ剛vsディラン・ジェイムス さすがはプロレスバー。 試合が始まる前、後ろで、 「この試合はボブ・サップvs大砂嵐を越える・・・」 とか言うてはりました。 あったなぁ、そんな試合www 記憶の底にも残ってなかったですが、なんかで見たわwww 試合はよかったですね。 四点ポジションからの膝蹴りで決まりましたが、抱えたまま三点倒立しそうな勢いで膝あげてましたし。 今までの相撲出身ではない、動けるデブになれそうですね。 芦田崇宏vs萩原京平 萩原選手がどれほど

        • rizin 24感想、その1

          RIZIN24、正直あまり期待してなかったんですが、はっきりいって、全試合良かったです!! こんだけ上がる大会も記憶にないですねぇ。 いや、楽しかった、格闘技はこうでなくちゃ。 うーん、全部試合の感想書いていくのがいいのか、ピックアップがいいのかですが、、、書けるだけいきましょう。 まず、第一試合から。 矢地祐介vs大原樹里 大原選手、試合数多いんで結構年齢いってるおっさんやと思ってたら28くらいでしたっけ? 単純に年間試合数が多くて、それをずっと続けてるから試合経験

          rizin24.山目会的注目試合その2

          RIZIN MMA特別ルール:3分 3R (120.0kg) ※肘あり スダリオ剛 vs. ディラン・ジェイムス 山目会的に一番注目してるのがこの試合。 山目会の最終目標に、「世界の格闘技のヘビー級を日本人選手が席巻する」というのがあるんですが、その最終目標の道標という所でしょうか。 最初見た時、スダリオ?誰? となったんですが、元力士で、大減量によってMMAを目指すみたいなニュースを見た覚えがあります。おそらく、その選手がスダリオ剛でしょう。 今となってはネタに

          rizin24.山目会的注目試合その2

          rizin24.山目会的注目試合その1

          那須川天心と皇治の試合の話があって、朝倉未来の試合が流れたというニュースがあって、代打で朝倉海の試合があるらしいぞ、くらいまでで情報が終わってたんですが、気づいたら結構なかなかボリューミーな大会になってました。 てか、さいたまスーパーアリーナでやるんかい。 なかなかですね。 とはいえ、天心と皇治の試合に関しては、以前かきましたし、朝倉海の試合は私が書くまでもないですし。 ということで、山目会的にきになる試合をピックアップして書いていきたいと思います。 まずは、 R

          rizin24.山目会的注目試合その1

          ハーフのスポーツ選手が活躍するのは、果たして身体能力だけか?その1

          日本のスポーツ選手史上、最強の身体能力を持つといわれた室伏広治。 日本プロ野球史上、最強のピッチャーとの呼び声もお高いダルビッシュ有。 NBAでプレイできる日本人選手、八村塁。 それ以外にも、サニブラウンや、ケンブリッジ飛鳥・・・ 現代の日本人のスポーツシーンで活躍選手の中には共通項があります。 名前でもわかる通り、ハーフの選手です。 これをもって、まず浮かぶのは、 「身体能力がぁ・・・」 というものです。 特に、ダルビッシュなど、そもそも196センチの身長

          ハーフのスポーツ選手が活躍するのは、果たして身体能力だけか?その1

          那須川天心vs皇治戦から武尊戦を考察する、その3

          さぁ、前回、前々回と武尊、天心の試合がされない経緯。そして、皇じ、武尊戦から、武尊の強さとは何かというのを記載してきました。 という事で、最後に天心、皇治戦をどう見るか、ですが。 ここは、何も考えずに試合を楽しみましょうや(川藤幸三風)。 ここまで書いてなんですが、というかここまで書いたからこそ、武尊の事はさておき、試合を無心で観れる気がします(なんじゃそら)。 なんにせよ、皇治の行動により、天心を引っ張りだし、武尊戦の妄想が現実味を帯びてきたわけですから。 それは

          那須川天心vs皇治戦から武尊戦を考察する、その3

          那須川天心vs皇治戦を武尊戦を考察する、その2

          皇治フィルター越しの武尊vs天心という事で、実際の武尊と皇治の試合から、武尊の強さはなんなのか、というのを考察していきたい。 この試合、エディオンアリーナで生で見てきました。会場な中で風船メガホンが鳴り響き、大雨が降ってるかと錯覚したほどの大盛り上がりでした。 試合は、1R目がほぼ互角。 2R目から武尊が押し始め、3R目はあわやKOになるくらいまでになっていきました。 途中3Rだったと思いますが、皇治がグデーンとしたフックの空振りをしたのが、この武尊の強さの証明だと思っ

          那須川天心vs皇治戦を武尊戦を考察する、その2

          那須川天心vs皇治戦から武尊戦を考察する、その1

          天心vs皇治戦が決定しました。 日本のトップ戦線の序列は過去の試合の結果でいうならば、 武尊>皇治 とはなってるわけで、ここに皇治との結果でどこに入る形になるのか、というところであります。 もし、皇治が天心に勝つ事があれば、 武尊>皇治>天心 となるのは明らかで、わざわざ武尊vs天心をする必要もなくなる、となるわけです。 ただ、天心に皇治が勝つ姿がなかなか浮かばない! 相当に皇治はキビシイが、面白い試合になることは間違いない。 ここでは、この対戦をより楽しめ

          那須川天心vs皇治戦から武尊戦を考察する、その1

          外国人対策、その2

          対日本人でやってる事と同じことをやらず、外国人向けにボディをラストショットにするように試合を組み立てるのがいいんではないかという説を前回記載さしていただきました。 今回は、もう一つ、野球でいう配球論的な話。 日本人同士の戦いだと、例えばローキックがイイ感じに効いたとして、さらにローキックを進める事がよくある。 ロー! ロー!! ロー!!! と。 で、実際、日本国内だとこれで結構勝っちゃう。 しかし、そのまま日本代表として他国の選手と戦った際、同じような攻め方を

          外国人対策、その2

          外国人対策、その1

          海外の選手と戦って勝たねば、世界チャンピオンになれませんから。私が見てきて、感じた、海外選手との戦い方を記載してみたい。 打撃論については散々語ってきましたが、戦術的な所で。 ボクシングで例えるのが良いと思うんですが、「効いた!!」というようなパンチでもなかなか倒れないようです。実際の戦った選手の試合後のコメント見ても、日本人なら倒れてたであろうパンチが効いてないように感じた、というのをよく語ってます。 アジア系のタイ、フィリピンとかはあまりありませんが、黒人系、白人系

          外国人対策、その1

          身体”操作”能力の具体例とは?

          さぁ、つらつらと書いてきました。アリやタイソン、ハメドのパンチは身体能力とは別の、身体”操作”能力の違いにあるのではないか論。 前回で始めて登場したワード。 身体”操作”能力。 世の中にもある言葉なんでしょうか? 一応、私が勝手に作ったワードですが、どうでしょう? なんとなく、イマージつきませんか? パッキャオのストレート。 ボクシングの歴史の中で、一人だけ打ち方が違うように見えます。 しかし、それは身体能力か? いやいや。 フィリピンの100m走のナショナル

          身体”操作”能力の具体例とは?

          「身体能力」と「身体”操作”能力」は別

          モハメド・アリのショートレンジフック マイク・タイソンのフック マニー・パッキャオのストレート これって、身体能力があるからできることでしょうか? 私の考える身体能力とは、 ・身長 ・先天的な筋肉の付き具合 ・リーチ ・ジャンプ力 ・足の速さ ・赤血球の量に伴う、筋持久力 こういった所です。 スポーツの解説を観てると、なんでもかんでも、 「出ました、身体能力!!」 とか言ったりしてますが、それは何のことなの?となるわけです。 遺伝的に「どうにもならん部分」はあ

          「身体能力」と「身体”操作”能力」は別

          日本社会的見地から、「打つ」と「投げる」を見てみる

          前回まで、「打つ」と「投げる」の違いについて、もっと日本人は「打つ」という能力を向上させる事ができるはずだ、と書いてきました。 私の仕事で例えるのが一番良いと思うので書いていきます。恐らく、どの業界も同じような事だと思いますし。 私の仕事は、一日に一件を商材を成約する、というのが目標になります。 ですが、一日に4件成約をする事があります。週間でいうならば、1日1件×5で、5件が目標になるので、あと1件とればいいのです。 なのに、残りの4日間、毎日1件を取らないと文句を

          日本社会的見地から、「打つ」と「投げる」を見てみる

          日本人のメンタリティが、「投げる」と「打つ」を分ける

          持論である、日本人が「投げ」が得意で、「打つ」が苦手というのを、前回記載してみた。 「投げ」というのは、結果が見えやすい。 140キロ投げたら、やった結果というのがパッとわかる。 140キロ投げた人に対して、気をつかうといえば、投げすぎで肩を痛めるな、とかそういう部分だろう。逆に現代だと、投球数を増やし過ぎても文句言われるくらいだ。 柔道の投げにしても、指摘がシンプルですむ。 さらにいうと、柔道の投げは理論が徹底しており、相手の動きを受けながら「ここは、こう!」と説明で

          日本人のメンタリティが、「投げる」と「打つ」を分ける