京都のホテル宿泊記録(⑬ プリンススマートイン京都三条)
昨年の10月にノーガホテル清水京都の宿泊記録を書いてから随分と間が空いてしまいましたが、ホテル宿泊と実測は続けています。
昨年末はバタバタとしており、なかなかモチベーションも上がらずにいたのですが、7カ所分のスケッチが溜まってきていますので、年も明けて新たな気持ちで宿泊記録をあげていきたいと思います。
今回は、昨年10月の出張時に泊まった「プリンススマートイン京都三条」です。
プリンスホテルは西武電鉄グループで日本だけで50以上のホテルを有する一大ホテル会社ですが、このコロナ禍で経営悪化のため30近くの施設を売却して、運営に特化した会社に舵を切っている最中です。
そんなプリンスホテルが、コロナ前のインバウンドの急増の波に乗る形で、主にミレニアル世代をターゲットにし、ITを駆使してスマートな滞在を提供する、というコンセプトで立ち上げたのが「プリンススマートイン」ブランドです。
「プリンスマートイン京都三条」は河原町三条からほど近くの御幸町通という小さな通りに面しています。縦ルーバーと庇を基調にして、京都の景観条例をクリアするためのお手本のようなファサードです。
入口から半フロア下がったところがロビーフロアで、これはおそらく高さ制限とフロア確保のせめぎあいの結果と考えられます。
エントランスから右に曲がると、チェックインカウンターが見えます。その横には特大のタッチパネルが設けられており、周辺の観光地の情報や実際にその場を訪れた人の口コミ等をチェックすることができます。こういったインタラクティブなコミュニケーションを標榜するデジタルサイネージは往々にして飾りになってしまっていることが多い印象です。
自動チェックイン機がありますが、スタッフの方が横について操作をを教えてくれます。
その奥、エントランスの右側はカフェスペースになっており、朝食会場を兼ねてています。道路面との段差を活かした階段状の客席は上手いな、と思いますが、壁紙のキッチュな感じは好みがわかれるところです。
宿泊者専用の朝食はこんな感じ。朝食の時間帯は数人のお客さんが見えており、やはり若いお客さんが多い印象でした。
アメニティは必要なものを持っていくスタイル。ここから、中庭を抜けて、エレベータホールへ向かいます。
宿泊した客室はツインルーム(17㎡)中はこんな感じです。
手前に風呂トイレ別の水回り空間、奥が居室スペースというシンプルな構成です。
その他、何点か特徴的なところがあったので、ダイジェストで。
「スマート」というコンセプトを謳って、デジタルサイネージやスマートスピーカーを設置しているのですが、コンセプト先行になってしまって中身が伴っていないところがあるように感じました。とはいえ、共用部も客室も無駄なものがなくシンプルなつくりはミレニアル世代向けという感じで、コスパの良いホテルだと思いました。
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