京都のホテル宿泊記録(⑫ノーガホテル清水京都)
京都出張が増えるといろんなホテルに泊まれるのはありがたいのですが、その分宿泊記録のペースも上がり、誰に急かされるわけでもないのに締切に追われる作家のような気分で、今日も宿泊記録を書いています。
今回泊まったのは「ノーガホテル清水京都」。ノーガホテルは野村不動産が運営するホテルで、地元の職人さんやアーティストとコラボレーションした、こだわりの什器やアメニティが特徴的です。以前、ノーガホテル秋葉原東京に宿泊した記事はこちらから。
そのノーガホテルの3店舗目が京都にできたということで泊まってきました。
京阪の「清水五条駅」から徒歩10分、清水寺までは歩いて15分ほどという立地。とはいえ、パークハイアット京都やザ・ホテル青龍のような観光地ど真ん中と言う訳ではありませんし、ビジネス客からするとかなり不便な場所で、中途半端な印象。幹線道路である五条通(国道1号線)に面した外観はこんな感じで、両脇にある町家も含めて1つの建物となっているようです。
エントランスはこんな感じ。木の柱梁と緑が印象的です。
エントランスを抜けると大空間のロビー空間。カウンターも緑が溢れています。
反対側にはバー、道路側にはパン屋さんが入っており、こちらでテイクアウトして朝食を済ませる人も多いようで、朝から割とお客さんがいました。
ロビーの奥にレストランがあり、敷地の高低差を活かして半階降りる形となっています。
例によって飲み会後の少し遅めのチェックインだったので、こちらのレストランでウェルカムドリンクを受け取り、一旦客室へ。
今回宿泊したのはスタンダードな「ダブルルーム」(19㎡)室内レイアウトはこんな感じ。スケッチがだいぶ映えてきたと自己満足しています。
手前には左手にトイレとシャワーブース、右手には独立の洗面台。洗面台の左右がかなり広くて、小物を置いたり、ちょっとした作業を行うためのカウンターの役割を果たしています。
奥がベッドスペース。ベッドは1600×2030のクイーンサイズ。
テレビはアームに取り付けられており自由に角度を振ることができます。
手前のソファスペースはやや手狭な印象。1人であれば特段問題ありませんが、2人だと荷物を広げるスペースも少なくせせこましそうです。
先程記載したように、いろんな備品にこだわりがあるようで、テーブルの上のメモパッドは清水焼を使用したものだそうです。文鎮の上のボールペンや筆ペンが収まる窪みなどディテールが細かい。
そんな中、目を引くのが、ベッドボード付近のディテール。限られたスペースを有効活用しようと、ベッドボードを掘りこみにして、そこに読書灯やスイッチやコンセント、目覚ま時計を設置しています。ちょうどスマートフォンを置くことができる幅でうまく作られています。
客室は備品や小さなこだわりが見えますが、全体としては落ち着いた印象で無難な作りとなっているように感じました。
一旦客室で荷物を置いて一息ついた後に、ルーフトップバーを覗きに行きました。既にSNSでいろんな人が写真をあげていたので、ホテル青龍のようなルーフトップバーがあるのは知っていたのですが、こんな立地でどれくらい人がいるものかな、と冷やかしの気持ちもあったのですが、実際に行ってみると夜10時を回るのにたくさんのお客さんで賑わっていました。
やはり、ルーフトップバーは強い!京都は高い建物が少ないので、こういった屋上空間は貴重でニーズもあるということを強く感じました。ルーフトップバーを後にして、シャワーを浴びた後客室の実測をして、その日は就寝。
翌日の朝食は半地下の先にあるレストランでした。7時過ぎにレストランに着いた時に私以外客がいなかったのですが、7時半頃から続々と宿泊客が増えてきました。私は1人で店内のソファ席に座っていたのですが、他の客はほとんど全組、中庭のテラス席に向かいます。
その日は曇りがちで決して天気は良くなかったのですが、真夏の暑さはなく涼しい気候なので、外での食事は気持ちよさそうです。前日のルーフトップバーと言い、人は外部空間に自然と吸い寄せられていくものなのでしょう。
朝食後は客室に戻り、少し狭いテーブルでメールチェックだけしてチェックアウト。
オープンして間もない状況で、立地もあまりよくないため、営業はかなり苦しそうですが、そのおかげで今はかなりお値打ちで宿泊できるホテルになっています。インバウンドが戻ってきたら、外部を楽しめるこのホテルはすぐに人気になるのではないかな、と思いました。
過去記事はこちらから。
東京版はこちらから。