Vol.14 R: RACING EVOLUTIONを語る その3(終)
※本記事は「Vol.13 R: RACING EVOLUTIONを語る その2」の続きです。
レーサーとして羽ばたく「レーシングライフ」
レーシングライフは本作におけるストーリーモードです。プレイヤーは主人公の速水レナとなって、ツーリングカー、ラリー、ドラッグレース等の様々なカテゴリーのレースに挑戦し、レースの世界でその名を轟かせていきます。
あらすじ
救命士として救急車の運転をしていた速水レナは、ある時、レース中の事故で怪我をしたレーサーの搬送をする事になりました。その際、付き添いとして同乗したステファン・ガルニエに運転の才能を見出され、レナはレースの世界へ身を投じる事になります。
レース中はステファンからの無線が入り、良い走りをすると褒められ、ミスをすると注意を受けます。
グラ〇ツーリスモ並みに難しい?「イベントオムニバス」
イベントオムニバスではシングルレース、チャンピオンシップ、ワンメイクレース、タイムアタック等の様々な形式のイベントが用意されています。各イベント毎にクリアの条件がゴールド、シルバー、ブロンズの3段階に分かれています。レースイベントでゴールドを獲得する為にはライバル車よりも不利な車で戦わなければなりません。それ故に、かなり厳しい縛りプレイを要求されるケースもあります。実際に私が経験した例として、300馬力程のRX-7(FD3S)で600馬力近いツーリングカーに勝負を挑んだり、プロトタイプレースカーでラリー車とのダートレースを戦ったりしました。
タイムアタックのクリア条件も3段階に分かれており、ゴールドのタイムを目指すとなるとそれなりに集中力が必要になってきます。中には某リアルドライビングシミュレーターのライセンス試験でゴールドを獲るのと遜色ない難易度のイベントも存在します。
コース上に置かれたパイロンを避けて走るタイムアタックや指定された枠の中に車を停めるタイムアタックのような特殊な物も存在します。
その他、コースやライバル車のクラス等を任意選択してレースをするアーケードモード、2P対戦、タイムアタック、レーシングライフのムービーやプレイヤーの所有するマシンを閲覧する事が出来るコレクション等が有ります。
レース中の無線や、走行中にセッティング変更可能な多機能ディスプレイ等のレーシングドライバーになったような気分が味わえる演出。プレッシャーゲージ、レース中のライバルの声のように実際の人とレースをしているかのような気分を味わえる演出。そのユニークな演出によって、レースの臨場感を最大限に味わう事が出来るレースゲームこそがR: RACING EVOLUTIONです。
(終)
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