地域の魅力と睡眠が詰まってる。香川流スリープツーリズム！？
私たちZAKONE（ザコネ）は、睡眠業界を盛り上げるために生まれた企業や個人を繋ぐコミュニティです。こんにちは、ライターの梅田です。
最近盛り上がりつつあるスリープツーリズムについて、縁あってZAKONEで少しだけ監修などをサポートさせていただきました。
今回はツアーの全貌を実際に体験してきましたので、記事でお届けできればと思います。
地域の魅力が詰まったスリープツーリズム
地域の魅力が、香西志帆さんを中心に集まったツアー
詳細に行く前に、今回のツアーを体感し地域の魅力が溢れる素晴らしいツアー設計でした。その中心のキーパーソンが日本の映画監督で銀行員の香西志帆さんです。
香川の魅力を正確に把握し、通常の旅行では体験できないような地元民だからこそ知っているその地域の新しい魅力や価値が非常に詰め込まれていますので、ぜひその辺りも含めお伝えできればと思います。
良い睡眠には、日中のよい覚醒が重要！？
スリープツーリズムについて、前回最前線とこれから求められる姿や要件を私なりにまとめましたが（見ていない方は下記をご覧ください）、
良い睡眠のために重要な要素として、もちろん寝室環境含めた眠る前の行動や環境も重要ではありますが、それと同じぐらい朝から夕方までの覚醒量も非常に重要と考えています。
このツアーで体験できた覚醒について、そして最後に夜の睡眠に向けた工夫点を実際にツアー日程に合わせてここから記載していきますね。
ツアーの詳細
羽田空港から1時間15分程度のフライトで到着した高松空港でお出迎えをされて、このツアーは始まります。現地に香西さん含めツアーを案内いただける方々と一緒に車で40分程度揺られ着いた先は、、、池？？？
池で体験する釣りや牡蠣で覚醒量を高める！？
株式会社ソルトレイクひけたが運営する安戸池に到着！ここで”覚醒”につながる体験が！？なんと、ここではハマチやタイの養殖や牡蠣の養殖が東かがわ市主導で実施している施設だった。
太陽光をしっかり浴びながら、ハマチの釣り体験や牡蠣の養殖を食す体験が用意されており、しっかり日中の覚醒につながる体験が用意されていました。
また、睡眠には地中海式食事が良いという報告もありますが、実は牡蠣も睡眠に非常によい効果が！？筑波大学IIISの研究でも牡蠣と睡眠の効果は論文で出ており、牡蠣が持つ豊富なタンパク質が効率的に牡蠣の亜鉛吸収をサポートして、睡眠改善効果に良い影響を与えているとのこと。
さらにボレイ料理と言われる牡蠣の殻を使った料理など東洋医学、漢方の世界でも睡眠に効くと言われています。
と牡蠣の組み合わせが抜群でした。
宿に帰っても待ってた初めての体験
牡蠣を食べた後は宿に移動、睡眠のツアーだから宿でお昼寝ならぬお夕寝かな？と思っていたら、夕方以降の仮眠は夜の睡眠に影響が出ることもあり、違う体験が用意されていました。
香川大学の学生が宿に来てくれて、讃岐提灯を作るワークショップがスタート、和紙に自分でデザインして、一から提灯を作り上げる初めての体験に脳はフル回転。
夕食は消化が良く香川だから楽しめる創作料理
プラントベースのうどん！？植物由来で小麦粉不使用の新しい概念のうどんを含めた消化によい食事を堪能。
夕食の会場は、by age 18。お店の外観も内装もアーティスティックな空間で目の前に広がる瀬戸内を眺めながら、これまで味わったことのないような味と食感を楽しめるお店でディナーを。
会場も照明が暗めに設定されており、メラトニン分泌に影響が出ない！？ようなオシャレな薄暗さのなか、消化しやすい食材が非常に多いコースを堪能しました。
夜は、貯まりに貯まった眠気をスムーズに解放する宿「SETO CLAS」
香川県高松市で庵治石で有名な庵治町にある宿「SETO CLAS」に宿泊しました。部屋から瀬戸内海が一望できる素敵な宿なのはもちろん、家具のこだわりや各部屋ごとにキッチンがあり、部屋によってはプライベートジャグジーやプールまで。人に会うことがほぼなく、ゆったりとしたプライベートタイムを堪能できました。棟ごとの貸切だからこそできる睡眠にも大切なゆっくり自分だけの空間と時間を堪能できる設計が素晴らしかったです。
（なにより部屋の掃除が行き届いておりすごく綺麗な空間な点と、その上で空気清浄機などもあり、綺麗な空間、空気のなか眠れました。）
部屋には良い睡眠のための工夫が至る所に zzZ
ZAKONEが監修した最高の睡眠を促す設計
貯めに貯め込んだ眠気をスムーズに解放する設計を様々な製品や環境設定によって実現しています。照明設計は、100〜10Lx(ルクス)を目指した照明設計を。夕方に作った讃岐提灯を間接照明として使うことで、より雰囲気のある寝室環境へ。
(今回、プレオープンということもあり説明パネルも用意されています。実際のツアーとは内容が異なる可能性がございます。)
ポイントは眠りスイッチ！？眠る前にリラックスを促す工夫が。
眠る前についついスマートフォンを見ていませんか？脳が覚醒するような行動をとっていませんか？ZAKONEが推奨するのは、眠りスイッチを見つけ出すこと。ゆったりと夜を過ごしながら、自然と眠くなるように眠りスイッチになる製品を採用しています。
ブルーライトカットの眼鏡(Jins)をつけ、ハーブティ(生活の木)やリラックスドリンク(chillout)を飲みながら、ゆったりと本を読む(ヨムとネ)時間を。お風呂では暗めの湯船でリラックスする入浴剤、ゆったりとお風呂上がりに自分の肌と向き合いながらスキンケア(BAUM)を。窓を開けたら聞こえてくる波の音を聴きながら、石で擦って拡散(stone+)するアロマの香り(生活の木)を楽しみ、睡眠に特化したパジャマを身に纏い(TENTIAL)、眠気が来てからゆっくりと睡眠に特化したベッド(NELL)と選べる枕(ディーブレス / ブレインスリープ)で眠りに落ちる。
東かがわ市のおやすみソックス(株式会社フクシン)など、ここでは紹介しきれない眠りをテーマにした製品のテーマパーク化した客室と窓から見える瀬戸内海の夜の姿と波の音は、スマートフォンを観るのが勿体無い。そんな感情すら抱くような素敵な空間でした。
ぐっすりと眠った朝は心地よい覚醒を。
宿からすぐ行ける砂浜で太陽光をしっかり浴びながら、足の裏から伝わる砂の感触と水の冷たさで覚醒を促す設計。ぐっすりと眠った朝の瀬戸内海は心まで洗われるような素晴らしい体験でした。
香川県ならではの、朝活を体験
どちらの方も、とても面白い話で朝から脳が一気に覚醒しました。香川には魅力的な人も集まっている。そして、冒頭説明した香西さんが旅行者にとって最高の出会いと体験を演出してくれていました。
家に帰ってからも実践できる参加者向けパンフレット
おわりに
プレオープンは2泊3日の内容でしたので、男木島での体験など香川でしか体験できないことも実はありましたが、このレポートでは良い睡眠のための、「覚醒」と「睡眠」をテーマにポイントを中心に解説させていただきました。
このように各地域の特色や魅力（物だけじゃなく、人も）を組み合わせることで、その地域ならではのスリープツーリズムを作ることができます。
ぜひ、この記事を読んでスリープツーリズムに行ってみたい！自分たちの地域でもやってみたい！スリープツーリズムを一緒に盛り上げたい！と感じていただけたら嬉しいです。ZAKONEでは、このように「睡眠」をテーマに様々な組み合わせで、少しでも日本の睡眠をいい方向に切り替えるサポートを実施しています。
追記：NHK「所さん！事件ですよ」に取り上げられました。
2024年8月31日のNHK「所さん！事件ですよ」に今回の香川スリープツーリズムが取り上げられました。見逃し配信はこちらスリープツーリズムについて、考え方をまとめた記事はこちら
下記にスリープツーリズムを検討している地域や企業向けにポイントをまとめています。ZAKONEによる監修にご興味あれば、ZAKONEの問い合わせ窓口よりご連絡ください。
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＜ライター＞
梅田 貴大（うめだ たかひろ）
ZAKONEプロデューサー
経歴：
愛知県安城市生まれ。NTT東日本に入社後、有志メンバーでスリープテック事業を立ち上げ。スリーププランナーと睡眠健康指導士上級資格を取得し、現在は自社他社問わずスリープテック新ビジネスやサービスの監修や設計などを実施。睡眠データを用いた睡眠改善手法を独自に生み出し企業従業員や個人向けの講師としても活躍。
＜ZAKONEコラム＞
このnoteでは、ZAKONEを通して立ち上がった共創プロジェクトを紹介していく「ZAKONE PROJECT NOTES」をはじめ、今後様々なプロジェクトやサービス、プロダクト、活動の内容などを発信していきます。https://note.com/zakone/
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