あなたの読書を阻害する3つの要因
まなばない読書
「読みやすかった!」
「『ほんとその通り』と思った!」
本を読んで、そういう感想を持つことは多い。
だが、その読書は、本当は必要がなかった読書だ。
本を読むのは、知識体系を更新するためだ。
もしひとつも考えることやわからないことがなかったなら、それは一体何のための読書だったのだろうか。
「ひまつぶし」だ。
読書という知的な響きとは裏腹に、なんとなくTVを見たりスマホゲームをしているのと同じ時間の使い方。
ちょっと、というかかなり、もったいない。
せっかく読むのであれば、「わからないこと」が少しありそうな本を読んだらいい。
読書は、楽しい。
知識が自分のものになる。
自分の言葉で語れるようになる。
「読書らしきこと」をやめて、「読書」をしてみよう。
3つの敵を倒そう
さて。
ここまでわかっても、ことは簡単ではない。
3つの敵が存在する。
まずは、時間。
スマホに時間を取られまくっている状態では、本は読めない。
とりあえず、スマホの電源を切って本を読もう(笑)
もうひとつが、「読む力」。
わかることだけを読む癖がついている人は、少しでも難しい文章に当たると挫けてしまう。
僕も長い間、気づかずに(1時間で読み終わる)本「らしきもの」を読む習慣がついてしまったので、昨年リハビリをした。
あなたも最初は辛いかもしれないが、「1日10分」などと短時間で始めること、「ほんの少しだけ難しい」本を選ぶことで続けることができるだろう。
最後の敵は、一番強い。
それは、あなたが今現在、「まなぶことを求めていない」ことだ。
まなびたくない人がまなぶことは、ない。
これだけは、決断しなければならない。
まなぶことを決めていないまま「1日10分の読書を1年間続けました!」とかいうのは、まったくの無意味だから絶対にやめよう。
余計頭が悪くなる。
さあ、まなぶことを決断しよう。
1日10分だけ、少し背伸びした読書をしよう。
その10分は、スマホ時間からもらおう。
そして、自分の知識をつくって、自分の言葉をつくろう。
最高かよ。