たくさん通信を読んでみよう
はじめに
教育サークル「まほろば」のマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
メンバーのZAKと申します。
唯一の中学校教員です。
小学校の先生も、中学校の先生もこの発信を気にかけていただければ幸いです。
中学校の仲間募集中です😄
このマガジンではサークルのメンバーを繋いでくれた「学級通信」に対する考えを、
6人のメンバーがリレー形式で投稿していきます。
少しでも、みなさんが
「通信書いてみようかな」
「大変と思っていたけれど、書き方が少しわかったぞ」
と思えるような投稿を、メンバー6人で目指していきます。
ブックマークやスキ、コメントやX(旧Twitter)で共有していただけると嬉しいです。
他人の通信を通して、自分の学級を見つめよう
「教育サークルまほろば」の始まりは学級通信のオープンチャットだったので、今でも仲間で通信を見せて学び合う場面があります。
結論は「他人の通信を読むと、いいことがあるよ」ということです!!
どんどん他人の実践から学びましょう。
しかし、大切なことが一つあります。
それは「他人の通信を通して、自分の学級を見つめる」ということです。
真似をする。ネタを増やす。
これらもとてもいいことだと思います。
しかし、他人の通信というメガネをかけて、
自分の学級を見つめるとさらにいいことがあります。
先日のまほろばメンバーのななにんさんの記事の中に
3学期だからこそ大切にしたい視点についての記述がありました。
その中に「縦のものさし」という言葉がありました。
「縦のものさし」で、4月の自分と比べて、自分の成長を見つめることの大切さを熱く語ってくれています。
ななにんさんは、この通信を昨年の今頃のまほろば学習会で、紹介してくれました。
中学校の先生方!!
「今」めちゃくちゃ忙しいですよね!!
(定期テスト作成・卒業式準備・スキー宿泊学習・文集準備・部活が長くなる…etc)
私は昨年度中学校1年生を担任していました。
2月になると、生徒も今年度最後の定期テストの準備期間です。
生徒がちょっと嫌な顔をしていました。
中学校に入るとテストは全て順位がつきます。
点数も小学校の点数よりもほとんどの生徒が低くなります。
こんな時期に丁度ななにんさんの通信を読ませていただきました。
その視点でクラスを見つめると、
「横のものさし」で結果を見つめて、どんどん勉強が嫌いになっていく生徒が多いのだと思いました。
だからこそ、点数や順位という「横のものさし」ではなく、「縦のものさし」で自分の成長に目を向けて、最後の定期テストに臨もうという話をしました。
「縦のものさし」でさらに成長するクラス
実際の通信を紹介します。
すると生徒の目標が明らかに変わっていきました。
◯テスト勉強をするときの心持ち
◯点数→勉強・努力の量=結果→過程
◯自分の学習方法に目を向けて、改善点を見つける…etc
私が価値づけることも変わっていきました。
◯学習量は前回より増えているか
◯計画性は身についているか
◯わからないところを友達に聞けるようになったか…etc
最後の定期テストを通して、「一人ひとりにどんな成長ができる」かに目を向ける。
その成長を通信でクラスにフィードバックすることができました。
ななにんさんのクラスを成長させたいという思いの詰まった通信のおかげでした。
「こんな時代だからこそ」通信をたくさん読もう
このように、他人の通信を読むと、自分のクラスの課題解決につなげられることがあります。
「他人のメガネをかけて、クラスを見つめる」のです。
現代は業務削減が叫ばれていても、生徒の抱える悩みは多様化し、教員の負担や悩みはどんどん増えています。
しかし、その悩みを解決してくれるかもしれない多くの素晴らしい実践が公開されたり、学び合う場もたくさんある時代です。
公開してくれるような先生方の通信は、必ずクラスへの思いと技がつまっています。
そんな通信から、ぜひヒントをいただきましょう😊
また通信だけではないと思います。
教科指導も学級経営もたくさんの実践を見るだけで終わらず、
「自分事化」して学んでみることをおすすめします😊
「誰かの通信のおかげ」という経験がある方、是非コメントお待ちしております😊
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