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20070120 三重の戦争遺跡(3)

 「三重の戦争遺跡$${^{*1}}$$」が手に入った。A4版の本だった。白黒だが、写真や解説図が豊富で、非常に見応えのある本である。

 この本に三重県内のコンクリート製の掩体壕$${^{*2}}$$について書いてあった。この掩体壕は2003年には文化財に登録されたらしい。掩体壕は飛行機用の防空壕のようなもの$${^{*3}}$$で、飛行機格納庫$${^{*4}}$$を薄っぺらいカマボコ状にしたような形である。爆撃に絶えられるように分厚いコンクリート製でできている。私にとってこの掩体壕とコンクリート製の砲台$${^{*5}}$$とが戦争遺跡の代表的な物件である。

 三年前、石垣島飛行場の近くに残っていると言われている掩体壕を探しに行ったことがある$${^{*6}}$$。この時は時間切れで、草むらの中にあるはずの掩体壕を目の前にしながら辿り着くことができなかった。そして次の年、再度、石垣島を訪れた時$${^{*7}}$$、飛行機から一瞬、掩体壕を見ることができた$${^{*8}}$$。とまぁ、これぐらい掩体壕には思い入れがある。

 愛知県内には航空自衛隊小牧基地$${^{*9}}$$内に掩体壕が数件残っている$${^{*10}}$$。三重県には上記一件しかないようだ。一度見に行かなければならない。

*1 20070116 三重の戦争遺跡(2)
*2 広報すずか 2 0 0 3 年9 月2 0 日号
*3 Komaki07.jpg
*4 中日本航空株式会社 | 第二格納庫
*5 高射砲隊・笠寺陣地
*6 20041022 今年二回目の石垣島・西表島(10)
*7 20051014 石垣島・西表島・沖縄本島
*8 05101400092.jpg
*9 航空自衛隊小牧基地公式ホームページ
*10 小牧飛行場(その2)

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