20060914 メーターの工夫
自動車の速度計や回転計は自動車に乗っていれば必ず見る。現在常用している自動車は四年前に購入した$${^{*1}}$$。それから週に一度以上は乗っているが、最近になって初めて気付いたことがある。
ハンドルの向こう側にある計器板の中の距離計は、エンジンを掛けると文字が橙色に光る$${^{*2}}$$ようになっている。以前からこの橙色の光の強さが時々変化することに気付いていた。何か電気的な接触が悪く、何かの拍子に輝度が変化しているのだろうと思っていた。
そうではないことに気付いた。意図的に輝度が変化するように設計されているのである。背後からの入射光が強い場合、例えば夕日や朝日を背後に走行している場合、通常の輝度では文字が見にくくなるので自動的に輝度が上がるのであった。つまり計器板のどこかに照度センサー$${^{*3}}$$が取り付けられており、背後から計器板に差し込む光の強さによって文字の輝度を変えている。差し込む光が強くなると文字の輝度も上がるのだ。
最初から輝度を上げておけばいいような気もするが、常に文字の光が強すぎると眼の負担になるので、安全運転に影響する。色々考えて作られている。
*1 20020804 新車購入
*2 BMW CHROME GAUGE RINGS
*3 浜松ホトニクス | 可視光センサ/照度センサ 可視光センサ/照度センサ
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