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20060801 佐渡旅行(8)

 砂金取り$${^{*1}}$$をした後は金山跡$${^{*2}}$$に向かった。佐渡旅行の一番の目的は、この金山跡である。ある雑誌を見ていて$${^{*3}}$$、記事の中のある写真に目が留まった。金脈を掘り進む内に山が割れてしまった$${^{*4}}$$のである。割れたのは江戸時代だから人力による。人の欲望がこれほどあからさまに現れている地形はない。これを一目みたいと言う思いから佐渡旅行になったのだった。

 金山跡へ向かう途中にそば屋$${^{*5}}$$があった。そこの駐車場から件の山$${^{*6}}$$が見えた。これで一応は本懐を遂げることができた。

 この駐車場の真ん中辺りには金鉱石$${^{*7}}$$が置いてあった。まだ鉱石を採掘していた頃に産出した物で重さは約二トンある$${^{*8}}$$らしい。この鉱石に含まれる金の量は二百グラム程度のようだ。

 駐車場の周りには私好みの遺構$${^{*9}}$$がいくつかあった。ツタの絡まるサイロらしき建物$${^{*10}}$$、用水路のようなコンクリート製の構造物$${^{*11}}$$など。1989年に採掘が停止されても$${^{*12}}$$、そのまま鉱山の施設が残っている。近くまで見に行きたかったが、鉱山跡の見学時間が無くなってしまうと困るので諦めた。考えてみるとこの駐車場は金山跡見学のためのもので、そば屋の駐車場ではなく、その駐車場にそば屋があるのである。

 昼飯にそこの蕎麦を食べて金山に向かった。

*1 20060731 佐渡旅行(7)
*2 史跡 佐渡金山
*3 20060725 佐渡旅行
*4 史跡 佐渡金山(新潟県) | 【ロケ地 検索】全国ロケーションデータベース
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*9 遺構探訪
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*12 ■佐渡金山の歴史

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