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20020523 110CS
「ニジマナイザー$${^{*1}}$$」の記事で「虹む」の他に面白いことが書いてあった。マスプロ電工$${^{*2}}$$の110度CS$${^{*3}}$$用パラボラアンテナの愛称は「ライオン」らしい。
「110の王」でライオンだそうだ。凄い感覚である。自社のサイトのページでも「百獣(110°)の王アンテナとして・・・$${^{*4}}$$」と書いている。
「110度CS」の「110度」とは「東経110°」という意味である。放送用の静止衛星が東経110°の位置にあるからそう呼んでいる。BSも東経110°にあるが、日本での衛星放送事業の最初はBS$${^{*5}}$$なので位置を示す言葉は必要なかった。この後、CSが登場した。AS、BS、CSという順番ではない。BSはBroadcasting Satellite放送衛星、Communications Satellite通信衛星の略$${^{*6}}$$である。
CSは東経124°$${^{*7}}$$と東経128°$${^{*8}}$$にある。110度CSはこれらと区別するために出来た名前である。BS、CSの続きで「DS」という名前に出来なかったのだろうか。ちょっと考えただけでは「D」が頭文字の相応しい単語が思いつかない。digital、deluxe、dainiでは変である。もともとのCSと110度CSとの違いはBSとCSとの違いと同様で、送受信する衛星が違うというぐらいの差しかないのだろう。場所で区別するしかないのかもしれない。宇宙には地名がないので地球上の座標で区別したのだろう。
日常生活で経線や緯線が人々の話題になるのは久しぶりである。前回は北緯38度$${^{*9}}$$であろう。
*1 20020521 ニジマナイザー
*2 マスプロ電工
*3 BS & 110度CSデジタル放送知っ得ガイド
*4 【特集】110度CSデジタル放送ガイド マスプロの「BC45K」。2001年10月のCEATEC JAPANでは「百獣の王」というニックネームで訴求
*5 eiseihoso.org: 年表
*6 eiseihoso.org: 衛星放送の仕組み
*7 JCSAT-4A(ジェイシーサット-4A)
*8 JCSAT-3(ジェイシーサット-3)
*9 DMZ(非武装地帯)