見出し画像

RIDER FIGHT 第三話

ー昨夜ー

サラリーマン:あぁ〜今日も飲んだ飲んだぁ〜!!


とあるサラリーマンがお酒に酔いながら、須藤が事件を起こし続けていた路地裏をヨロヨロしながら歩いていた

すると、


ガサガサ…


サラリーマン:ん〜?なんだぁ〜?


何かしら物音がし振り返ったが何もいなかった


サラリーマン:気のせいか〜…


サラリーマンはそう良いながら、元の方向へ振り返ると…


ボルキャンサー:ヴゥ…

サラリーマン:な、なんだぁー!!

ボルキャンサー:グワァー!!

サラリーマン:あ、あぁーーー!!



(乃木坂高校)

〇〇:あれ?ここで何やってるの?


"遠藤さん"


放課後、〇〇は気分転換に屋上に向かうとそこにはダンスのステップをしている さくらがいた


さくら:えっと…これは…。

〇〇:ん?

さくら:お願い!このことは内緒にしてて!

〇〇:え!?ど、どうしたんだよ急に…。

さくら:あっ///


さくらは我に返り、顔が赤くなっていた


さくら:ごめん…急に。

〇〇:いや…俺の方こそごめん…。

さくら:え?なんで城山くんが謝るの?

〇〇:うーん……なんとなく?(笑)

さくら:ふふっ 何それ(笑)


2人は微笑んだ


さくら:実は、私ね……




アイドルのオーディションを受けようと思ってるの。




〇〇:あ、アイドルっ!?


〇〇はさくらのまさかの発言に驚いていた


〇〇:遠藤さんってアイドルになりたいの?

さくら:うん。これ!!


さくらは〇〇にオーディションのポスターを見せた


〇〇:(これって!?芸能関係に興味ない俺でも知っている国民的アイドルの「乃木坂」のオーディションじゃんか!?)


〇〇は更に驚いていた


さくら:驚きすぎだって…あっ…もしかしてバカにしてるでしょ?

〇〇:え?なんでそうなるの?

さくら:どうせ、なれっこないとかって思ってるのかなって。

〇〇:いや!思ってないから!

さくら:本当に?

〇〇:あぁ。アイドルって簡単になれないと思うけど、こうやって練習をしてるんだからさ。

〇〇:それに、あの有名な乃木坂のオーディションを受けること自体が凄いよ!だから、全力で応援するね!!

さくら:城山くん…ありがとう!

さくら:でも、良かった城山くんがわかってくれる人で。

〇〇:なんだよそれ(笑)

さくら:ふふっ(笑)

〇〇:なぁ…。

さくら:ん?

〇〇:この事を内緒にするのって、“賀喜さん”にも?

さくら:……うん。

〇〇:そっか…。

〇〇:(今の反応…なにか訳アリだな。)

さくら:でも、どうしてかっきーにもって聞いたの?

〇〇:久々に遠藤さん達と話して思ったことだけど、やっぱり2人は仲良いんだなって思ってさ。

〇〇:だから、遠藤さんがアイドルになりたい事を知ってると思ってたから。まぁ、勝手な偏見かもしれないけどね。

さくら:そう…なんだ。

さくら:(城山くん、鋭いなぁ…)

〇〇:でも、これ以上は聞かないよ。

さくら:え?

〇〇:人にはなかなか話せないこととかあると思うからさ。

さくら:…やっぱり凄いねボソッ

〇〇:え?

さくら:ううん。何でもない。

〇〇:そっか…じゃ、ダンス見せてよ。

さくら:えっ!?

〇〇:アイドルになるんだったら人前でパフォーマンスとかするだろうし、オーディションでも、審査員の前で色々とやると思うからさ、俺をお客だと思ってさやってみたな良いんじゃない?

さくら:確かにそうだね!ありがとう城山くん!!


その後、完全下校時間までさくらはダンスの練習、〇〇はお客役と何故かさくらにアドバイスをしていた


そして、そのまま2人で帰ることに…


さくら:まさか、城山くんがダンスをやっていたなんてびっくりしたよ。

〇〇:小学生の時だけだけどね。
   まさか、ここで活きてくるとは思わなかったよ(笑)

さくら:ねぇ、これからも練習に付き合ってくれない?

〇〇:俺でよければいつでも付き合うよ。

さくら:ありがとう!!

さくら:(城山くんと一緒にいると落ち着くなぁ~)

駄菓子屋:あら!〇〇くんにさくらちゃん!

さくら:駄菓子屋のおばあちゃん!!

〇〇:こんばんは。

駄菓子屋:あれから大丈夫だった?

さくら:はい。

〇〇:昨夜のニュースで須藤は逮捕されたし、問題ないかと。

駄菓子屋:…。

さくら:どうかしたんですか?

駄菓子屋:その須藤っていう刑事が起こした事件なんだけど…似たような事件が発生したのよ。

さくら:えっ!?

〇〇:本当…ですか?

駄菓子屋:えぇ。お昼頃に個々の近くの路地裏の鏡の前に片っぽの靴があって所持者を特定したけど、行方が分からなくなったらしいのよ。

さくら:そう…ですか。

〇〇:…。


その後、駄菓子屋のおばあちゃんと別れ…


さくら:ねぇ…さっきの話って…

〇〇:あぁ。やり方は須藤がやっていた時と同じだ…。

さくら:逮捕されたのにどうして…。

〇〇:多分、これには須藤は関わっていないと思う。
   おそらく…





あの蟹のミラーモンスターの”独断”で動いていると思う。





さくら:ど、独断で!?

〇〇:あぁ。須藤がやってきた事件はかなり前から行われていたみたいだし、それが習慣化になったから命令はなくても今までと同じような事件が起きるようになっているんだと思う。

さくら:どうしよう…もしかしたら、さくも…

〇〇:…。

〇〇:(遠藤さんは必死にアイドルになるために努力してくれてる…)

〇〇:(それをミラーモンスターなんかに踏みにじられることは扠せたくない!)

〇〇:…安心しろ。

さくら:え…?

〇〇:俺があいつを倒す!!

さくら:城山くん…。

〇〇:屋上でさくらさんがあんなに頑張ってるのにそれをミラーモンスターなんかに踏みにじられるなんて、俺は嫌だ!!

さくら:!!

〇〇:だから…遠藤さんは俺が守る。

さくら:あ、ありがとう///ニコッ

〇〇:ニコッ(笑顔、可愛いなぁ。)

さくら:でも、どうやって?

〇〇:あいつはあの路地裏あたりの鏡を住処にしてる…だったら〜?

さくら:仮面ライダーの力でミラーワールドに!!

〇〇:そういうこと!


〇〇とさくらは路地裏のある鏡の前に来た。


〇〇:っていうか、遠藤さんまで来なくても…

さくら:だって、心配なんだもん…。

〇〇:(俺のほうが心配されてる…)

〇〇:まぁ良いや、とにかく鏡や反射してる所には近づくなよ!

さくら:うん!

〇〇:じゃ…ふんっ!

〇〇はカードデッキを前にかざすと近くの鏡面の中からベルトが実体化し腰に装着された

〇〇:変身っ!!


そして〇〇は仮面ライダー龍騎へと変身した


さくら:気をつけてね。

〇〇:あぁ。


〇〇は鏡の中に入り、ミラーワールドに侵入した


(ミラーワールド)

〇〇:(仮面ライダーの姿でもミラーワールドにいられる時間は少ない…急がないと!)

〇〇:何処だ…


〇〇がボルキャンサーを探しているとすぐに


ボルキャンサー:ヴゥ…

〇〇:いたっ!!


〇〇はカードデッキからカードを取り出し、ドラグバイザーにカードを読み込ませた


「ソードベント」

〇〇:(さくらさんが心配してることだし、もう1つ!)

「ガードベント」

〇〇は2枚のカードをスキャンすると、契約モンスターのドラグレッダーのボディと胸部を模した盾の「ドラグシールド」が両肩に装着、ドラグレッダーの尾を模した剣の「ドラグソード」を装備し、速攻でドラグセイバーでボルキャンサーを攻撃した

ボルキャンサー:ヴゥ…グアァーー!!

〇〇:悪いな…これ以上大勢の人が死ぬのは見たくないんだ!


〇〇はカードデッキからファイナルベントカードを取り出し、ドラグバイザーにカードを読み込ませた


「ファイナルベント」

ドラグレッダー:グワァァーン!!

〇〇:はっ!はあぁー…

〇〇:(これで終わりだ!)ダッ!

ボルキャンサー:ガァーー!!


ボルキャンサーは〇〇に向かって突進していき、〇〇は召喚されたドラグレッダーと共にその場で空高くジャンプした


〇〇:はあぁ……

そして、ボルキャンサーに狙いを定め、〇〇の背後のドラグレッダーが火炎攻撃を放射し、〇〇はその炎を纏いながら、凄まじい破壊力の急降下キックを繰り出した


〇〇:だあぁー!!

ボルキャンサー:グアァーー!!

〇〇のキックはボルキャンサーに命中し、ボルキャンサーは爆散した


〇〇:ふぅ……

〇〇:ありがとう〜!!

ドラグレッダー:グワァァーン!!


無事に任を果たした〇〇はミラーワールドから元の世界に戻って来た


(元の世界)

〇〇:ただい…

さくら:おかえりなさい!!ギュー

〇〇:ゴッ…


〇〇が元の世界に戻って来た瞬間、さくらは〇〇に抱きついた


〇〇:ど、どうしたの!?

さくら:良かった…〇〇くんが無事で…

〇〇:お、おう…って〇〇?

さくら:あ///

さくら:ごめん、つい言っちゃった/// テヘッ

〇〇:(え?遠藤さんってこんな感じだったっけ?)

さくら:でも、ごめん…迷惑だよね…。

〇〇:いや、構わないよ?

さくら:え?

〇〇:だから、構わないって。

さくら:じゃ、じゃあ!
    これからも〇〇くんって呼んでもいい?

〇〇:え?

さくら:ダメ…かな?ウルウル

〇〇:(そんな目で見つめないで〜)

〇〇:い、良いよ!

さくら:やったぁー!!

〇〇:ふっ(笑)


こうして、仮面ライダーシザースこと須藤と契約モンスターボルキャンサーの事件が無事に解決したのである


だか…より大きな事件が起きることをまだ誰も知る由もなかった


(とある刑務所)

??:…チッ(暇だな…)


♪~(鏡の音)


??:(なんだ、この音は…)


音が鳴り止み、??が後ろに振り返ると


フードの男:…。

??:なんだお前…どこから入ってきた…。

フードの男:お前に…


“チャンスを与えに来た”


いいなと思ったら応援しよう!