#17 なごり雪の東京
朝起きると白い雪がしんしんと降り積もってぶるりと寒かった。
なごり雪が桜に積もる光景があまりにも儚くて綺麗。
でも今年の桜はもう持たなそう。散るのはいつも哀しい。
本日も自宅に篭って部屋の整理をしていました。
毎日刻々と感染者が増える東京で、何が出来るだろうか。
そう思った結果、無人島暮らしを始めたわけです。(あつまれ!どうぶつの森)
ピースというネズミが可愛くて可愛くて。
毎日話しに行っちゃう。
他の無人島から持って帰った花や果物を植えて、必死に育てる。
水をあげると蕾がキラキラ光ってくれて嬉しいです。
学生も今日を入れて残り3日。
だいぶだいぶ、悔いはない!
昨日部屋の整理をしていて、受験の残り香とか、今まで人に頂いたものを発掘して、いい学生生活を過ごしてきたなと感謝していたところでした。
あの頃の青い悩みも、雨の日に廊下を鳴らす上履きも、独り占めできた桜並木も、全部返ってこないけれど。
昨夜は家に篭る中で、ライン電話を駆使してあるグループで飲み会をしました。
会わずに行うオンライン飲み会です。
同棲カップルたちの愛の巣も覗けて、勝手に幸せを頂きました笑
会いたいと思ってくれたり、話したいと思ってくれたり、最近はそういうことが多いです。それが嬉しい。
昔は本当に暗くて陰湿な人間で、孤独に大きすぎる夢に押しつぶされそうになりながら、誰といてもどこか憂鬱でした。
大切な友達に「ザキコは私といても楽しくなさそう」と言われたりすることもあって、傷付いたり喧嘩したり。
何をしてても、どんなに酔っても、抱き合っても、私は常に憂鬱や物足りなさ、掴めない何かを感じています。
それはもちろん、11年間追っている夢のことだけれど、時たまそれがとんでもなく息苦しい。
目の前にいて、一緒に時を過ごす人のことを大事にしたいのに、どうして四六時中縛ってくるの?とよく思った。
去年は1年間も全く書きたいことがなく、書こうとしても気持ち悪くて書けなかったり、恐ろしいスランプに陥って自信を地の底まで喪失させた一年でした。
12月、2月、3月と今は続けて書けています。
やっぱり実生活の体験から繋がる創作が多くて、今を大事に生きなきゃと思うし、いつも感受性を強く持っていたいと思うのでした。
来月からは不安です。
もちろん両立のために、何をすべきかは漠然と分かって、でも自分の能力がいつプロへ踏み出すところまで繋がるかも分からないんです。
何年会社勤めを続けながら何作書いたら手が届くのか…。
「頑張らなくていいじゃん」
とよく言われます。
確かに誰からか命令されたわけでもなく、人生は全て自分の意思です。
頑張る時はいつも、自分がそうしたいからきっとしている。
私は10の時に、魔法にかかったようにこの夢に囚われて、疑ったことがないのです。強烈な引力にずっと引っ張られている感じ。
今日も書かなきゃという強迫観念に駆られて、まずnoteだと思って書いた次第(笑)
ああこれが独りよがりな苦しみに終わらずに、いつかこの空の彼方で弾けて、報われるといいなあ。
春はいつも、私を寂しくてしょうがない気持ちにさせる。
けれどそれがいいですね。
駆け出しですが、働きながら書き手を目指しています。コンテンツを気に入って頂けたら、是非サポートお願いします。創作の糧にさせて頂きます!