
私が一緒に仕事したくない人(2) プロフィールを読まずに案件紹介してくるエージェント
私はフリーランスなので、クライアントから求められるのはスキルマッチ(私のスキルが要件を満たすかどうか)であり、ビジョンマッチやカルチャーマッチではありません。
とはいえ、仕事の進め方や考え方に乖離がありすぎると、仕事していて互いにストレスが溜まるものです。なので、「私は○○という考え方なので、××という考え方の人とは相性が悪い」と事前に説明しておくのが重要だと考えます。それを把握していれば、クライアントにとっては、発注後に相性が悪いと判明するリスクを減らせるからです。
前回、私が一緒に仕事したくない人の第一弾として、「資料を読まずに、打ち合わせでの説明を要求してくる人」を説明しました。今回、第二弾として「プロフィールを読まずに案件紹介してくるエージェント」を説明します。
※「私が一緒に仕事したくない人」の記事一覧は下記。
プロフィール冒頭に正社員・出社前提の案件NGと書いてあるのに、それを無視するエージェント
LinkedInでは、元々繋がりの無かったエージェントの方から案件紹介のDMが送られてくることがあります。LinkedInはビジネス前提のSNSですから、それ自体はありがたいのですが、私のプロフィールを全く読まずにDMしていると思われるものが9割です。
例えば、こんなDMをいただくことがあります。
初めまして。○○と申します。 財前様のご経歴を拝見しまして、この求人がマッチするかと思い、ご連絡させていただきました。
(求人概要についての説明が続く)
出社: 週2日 基本給: ○○円
見る限り、正社員前提の求人のようですね。あるいは、出社前提の業務委託かもしれません。
ここで、私のLinkedInのプロフィールを見てみましょう。冒頭にこんなことが書いてあります。

本当に「ご経歴を拝見」いただいたのであれば、冒頭にあるこの一文も読んでいるはずなのですが、なぜ正社員前提や出社前提の案件を紹介してこられるのでしょうか?
もちろん、正社員希望ではあるが、業務委託もOKという求人もあるでしょう。なので、一応「本件は正社員求人のようですが、業務委託でも問題無いでしょうか?」と確認するのですが、ほぼすべて、正社員前提なので見送りになります。たまに、「業務委託が可能かどうか、エンドクライアントに確認します」という方もいらっしゃいますが、その後、確認結果の連絡が来たことは一度もありません。
推測ですが、こういう人たちは一人一人のプロフィールを読んでいないのでしょう。「デジタルマーケティング」「広告」などの職種やキーワードで検索し、そこでヒットした人たちにテンプレの文面をDMしているのだと思います。母数を最大化する観点では最適な方法かもしれませんが、求職者側としては最適な案件紹介が行われないわけで、実にストレスのたまる方法です。
プロフィールを読まないエージェントを無視するのが合理的
今までは、こういうエージェントに対しても「業務委託でも問題無いでしょうか?」と、一応返信はしていました。せっかく案件を紹介いただいているわけですし、無視というのは人間の中で最もきついコミュニケーションなので、個人的に無視はあまりやりたくなかったためです。
ところが、プロフィールを読まない彼らに対して、私がわざわざ時間を割くのはばかばかしいという気分に最近なってきました。「プロフィールを読まずにDMを送る」という機械的な対応に対して、わざわざ私が善意で返信してあげるのは割にあわないと思い始めたのです(考えてみれば、こういう善意は「損するGIVER」の特徴ですね)。
なので、今後はプロフィールを読まないDMに対しては無視することにします。もちろん、私のプロフィールをきちんとご覧いただいた上でのDMに対しては、(条件があわないとしても)きちんと返信させていただきます。
※この記事を読んで共感いただけた方、詳しくお話ししたいと思っていただけた方は、私のFacebookやLinkedInやTwitterなどからお気軽にご連絡ください。最近はstand.fmでライブ配信しているので、よければそちらもお聞きください。