見出し画像

私が一緒に仕事したくない人(1) 資料を読まずに、打ち合わせでの説明を要求してくる人

私はフリーランスなので、クライアントから求められるのはスキルマッチ(私のスキルが要件を満たすかどうか)であり、ビジョンマッチやカルチャーマッチではありません。

とはいえ、仕事の進め方や考え方に乖離がありすぎると、仕事していて互いにストレスが溜まるものです。なので、「私は○○という考え方なので、××という考え方の人とは相性が悪い」と事前に説明しておくのが重要だと考えます。それを把握していれば、クライアントにとっては、発注後に相性が悪いと判明するリスクを減らせるからです。

今回は、私が一緒に仕事したくない人の第一弾として、「資料を読まずに、打ち合わせでの説明を要求してくる人」について説明します。

※誤解が無いように補足しますが、こういう人はダメだという批判ではありません。こういう人と相性の良い人もいらっしゃるでしょうが、私は相性が良くないので、仕事をしてもwin-winにならないでしょう。

※「私が一緒に仕事したくない人」の記事一覧は下記。


資料を確認した後の3つの連絡パターン

例えば、皆さんがクライアントから「○○について知りたいので、それを説明する資料を作成してほしい」と依頼されたとします。皆さんはその資料をメールやチャットなどでクライアントに送付し、「ご確認お願いします」と連絡するでしょう。

その後、クライアントから確認結果の連絡が来るはずです。その際の連絡には、大きく分けて3パターンあると思います。

(1)文面でのやりとりを継続するパターン

例えば、「資料確認して理解できました。ありがとうございます」「資料確認したのですが、○○と××の点がよく分かりませんでした」などと、メールやチャットでやりとりが続くパターンです。

こういうテキストコミュニケーションについては好き嫌いあるでしょうが(営業の方はテキスト打つのがめんどくさいので嫌う傾向にありますね)、私自身はテキストが好きなので全く問題ありません。

(2)資料を確認した上で、打ち合わせに切り替えるパターン

例えば、「資料確認したのですが、○○と××の点がよく分かりませんでした。テキストで説明するのは大変そうなので、打ち合わせで説明いただけますか?」といったパターンです。

この場合も、私は特に問題はありません。もちろん、打ち合わせをする手間はありますが、きちんと資料を確認いただいた上で分からなかったとおっしゃっているわけですから、その人に対して説明コストを割くのはやぶさかではありません。

(3)資料を確認せず、打ち合わせに切り替えるパターン

例えば、「打ち合わせで説明お願いします」といったパターンです。こういう人のほとんどは、こちらが送った資料を確認しておらず、機械的に「説明お願いします」と連絡してきます。

そして、これが私が一緒に仕事したくないパターンなのです。

自分だけ楽をしたがる人とはつきあいたくない

こういう連絡が来ると、「こちらが時間を割いて資料を作ったのに、なぜそちらは資料を確認する時間をとらないのか?」「こちらに手間を強いてばかりで、なぜそちらが楽をしたがるのか?」と、理不尽な思いが強くなります。こういったことが積み重なった結果、私にとってストレスの溜まる案件になりやすいのです。

もちろん、彼らは悪意を持っているわけではありません。きっと、そういうスタイルで今までやってきたのだと思います(これは偏見混じりですが、広告代理店出身者に多い気がしますね)。なので、こちらが指摘したところで改善されないことがほとんどです。であれば、そういったスタイルを好む方と一緒にやっていただいたほうが良いと思います。

※誤解が無いように補足しますが、打ち合わせをしたがる人が嫌という意味ではありません。(2)にあるように、資料を確認した上で打ち合わせを依頼されるのは全く問題ありません。

資料を読まない人かどうか確認する方法は「初回の商談前にポートフォリオを送る」

無題のプレゼンテーション (1)

問題は、資料を読まない人かどうかを、契約前にどうやって確認するのかです。もちろん、実際に契約して、一緒に仕事してみれば簡単に分かりますが、相性が悪い相手とはそもそも契約しないのがベストです。

私がよくやる確認方法は、初回の商談前にポートフォリオを送ることです。私は、自分のスキルや実績などを説明したポートフォリオをGoogleスライドで作成しているのですが、商談の日程調整の際に、このポートフォリオをURLを先方に送り、商談参加者に共有してもらうよう依頼しています。

もちろん、露骨に「ポートフォリオ読んでいただけましたか?」とは聞きませんが、先方の商談参加者からの質問を聞けば、ポートフォリオを読んだかどうかは分かります。例えば、ポートフォリオに既に書いてあることを質問してきた場合、読んでいないと判断できます。逆に、ポートフォリオの内容を掘り下げるような質問をしてきた場合、きちんと読んでくれたのだと判断できます。

※この記事を読んで共感いただけた方、詳しくお話ししたいと思っていただけた方は、私のFacebookLinkedInTwitterなどからお気軽にご連絡ください。最近はstand.fmでライブ配信しているので、よければそちらもお聞きください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?