カクヨムコンに「カールマルクスが渋谷に転生した件」を出してみた件
今回、カクヨムコンに応募してみた。
きっかけはnoteで相互フォローさせていただいている、岩永桂氏のコメントだ。
(勝手にリンクを載せているので、何かあればすぐ消します)
カドカワはなんとなく自分の書きたい小説の読者層に合わない気がしていたのだが、ここに至った経緯を記しておこう。
ちょっとだけ、読まれるようになったかも
実を言うと、最近少しずつ状況は変わってきている。以前この場で愚痴った時に比べれば、わずかながら読者は増えてきた。応援していただいた方々、マガジンに追加してくださった方々には感謝している。特に暖かいコメントを下さった伊藤ぱこ様らには心からの感謝を。
KDPの現況
KDPも試してみた。キャンペーンで無料にしているからか、全くダウンロードされていないわけではないようだ。とはいえ、2巻以降は買われていないし、kindle unlimitedもそれほど読まれていない。現実は厳しい。
とはいえ、なぜ読まれないのか。
単純に私の作品に魅力がないのかもしれない。ただ、もう少し抗ってみたい気持ちもある。正直、書き手が多すぎて埋もれているだけなのではないか、という思いもある。
かつては出版社に選ばれた者だけが物書きたりえた。今はそうではない。noteやブログで誰もが発信できる時代。その結果、書き手と読み手の需要が完全に逆転してしまった。もう「ワンパンマン」のような神話は難しいのかもしれない。良質なコンテンツですら、単なるアルゴリズムやタイミングの問題で埋もれていくのだから。
読まれる方法
現代、作家になる方法は、大きく分けて二つだろう。一つは、SNSで大量のフォロワーを獲得し、出版社の目に留まること。もう一つは、コンテストで結果を残すこと。前者は私には無理だ。フォロワーを集める才能もないし、そもそもSNSの使い方すらよく分からない。
そう、私たちには「権威」が必要なのである。
いつも私の作品を読んでくださっているような一部の方々を除き、大多数の人は権威づけられたものを読みたがる。それが現実だ。アマチュア作家の作品なんて、暇つぶしにも読んでもらえない。だからこそ、コンテストに出してみることにした。
ダメ元で出してみた
とはいえ本格的な文学作品など書ける実力はないので、まずは「カールマルクスが渋谷に転生した件」から。現状でちょうど10万字だったし。
異世界転生とドタバタコメディ、おまけにマルクスが主人公という時点で、文学賞なんて無理だろう。でも、それはそれで良い。自分の書きたいものを、自分の書ける形で書いているのだから。
カクヨムのシステムはまだよく分からない。★がつけば有利なのかどうかも知らない。
もしカクヨムをお使いの方がいれば、ぜひレビューしていただけると最高だ。数打ちゃ当たる...とまでは言わないが、せめて埋もれる前に少しでも多くの方の目に触れることを願っている。
それにしても、出版というものは本当に難しい。才能も必要だし、運も必要だ。でも、諦めるわけにはいかない。今はまだ、小さな一歩を踏み出したに過ぎないのだから。