
【鎌倉で保活】保育園の選び方|見学後の感想まとめ②
鎌倉市内の保育園について、見学後の個人的な感想を書いてみようと思うシリーズ第二弾。
別記事「【鎌倉で保活】保育園の選び方|見学後の感想まとめ」で、保育園見学チェックリストのご紹介と、4件の認可保育園に関する感想を投稿したのでそちらも併せて参照されたい。
鎌倉の認可保育園「ピヨピヨ保育園」を見学した感想
5件目は、乳児棟と幼児棟に分かれた木造の開放的な施設、そして2棟の間に設けられた園庭に目を奪われる「ピヨピヨ保育園」。社会福祉法人が運営している。
📍所在地:鎌倉市常盤666
鎌倉駅西口より徒歩25分。バスを利用する場合、西口の「鎌倉市役所前」から桔梗山行のバスに乗って「仲ノ坂」で降車すれば、乗車時間は4分。「仲ノ坂」から保育園までは徒歩1~2分。
園児数と主な特徴
園児数60名定員(2025年1月31日時点)。
ピヨピヨ保育園の特徴は、ここでは書ききれない。あまりに多くのこだわりが詰まっている保育園なので、ほんの一部のポイントに絞って書きたいと思う。
園児は乳児のうちから園庭で泥んこ遊びをし、遊んだ後は、外に設置された水シャワーで全身を洗う。温水ではなく、冷たい水である。私の知る自称サウナーですら、熱いサウナから出た後でなければ水シャワーはきついと言うが、ピヨピヨ保育園では季節問わず水シャワーで全身の汚れを落とすという。
また、基本的に園内ではTシャツと短パンで過ごし、冷暖房(エアコン)は極力使わないらしい。私なんかはあまりにも寒過ぎると眠れない体質だが、ピヨピヨ保育園の園児達は、冬季の寒い中でも難なくお昼寝が出来るのだろうか。
生きる力が身に付き、風邪をひかない強い身体づくりが出来るというのだが、慣れていないうちは風邪をひいてしまうのではなかろうか、と若干心配になる。
年齢問わず、オムツは履かせず「布パンツのみ」といった方針もピヨピヨ保育園独自のスタイルで、トイレに行かずに排泄すれば当然ながら衣服は汚れ、着替えることとなる。そのため家庭から持参する着替えは毎日10セット程だという。着替えセットの多さは、おそらく鎌倉市内でトップクラスではないかと想像する。
食育についても非常に注力されていて、食材は無農薬野菜メイン。離乳食も手づかみしやすい野菜スティックなどを(大量に食べこぼす前提で)多めに用意してくれ、保育士さんが咀嚼の指導をしてくれる。
ベビーカー置き場や駐車場の有無
ベビーカー置き場、駐車場いずれもあり。
保護者との連絡手段や発熱時の呼び出し
連絡帳アプリは導入されていない。発熱時の呼び出しについて聞き損ねてしまったが、木登りなどアクティブに活動するぶん怪我の発生率は高く、他の園に比べて呼び出しは多いと思った方がいいとのことなので、呼び出しの頻度に関しては覚悟しておくべきだと思う。
最後に
ナチュラル思考のご家庭であれば、非常に魅力的な保育園だと思う。
子どもが強く逞しく成長し、流行のウイルスや細菌なんかに負けない丈夫な身体づくりが本当に出来るのであれば・・・(ふと、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」冒頭の「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ」が頭をよぎった)。
しかし、注意事項も多い。例えば、家庭内ではテレビやタブレットでのメディア視聴を控える必要がある他、前述したとおり園内オムツ禁止令もある。
0~1歳児クラスの入所を検討している場合、まだトイレのトレーニングも始めていないうちからオムツを履かせないことに、抵抗を感じる方は少なくないのではないか。
私がピヨピヨ保育園の見学に伺った際、他のご家庭の方も見学に来られていてご一緒させていただいたのだが、そのご家庭の場合は、既にYouTube動画等で外国語の学習を始めているためメディア視聴禁止に関して特に難色を示されていた。
確かに、子どもをバイリンガルやトリリンガルにしたい!と考えている場合は、未就学のうちから外国語に触れさせることを望んでいるだろうし、ピヨピヨ保育園の方針とはマッチしないだろうなぁ。
入所が決まれば長期間(少なくとも年単位で)お世話になる保育園。選び方の1つとして「園の方針に共感できるか」は大事なポイントだと私は思う。