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第34話 財務スクリーニング❸財務指標の採用率ランキング
Pythonを使って財務スクリーニングに挑戦するシリーズ第3回です。今回が最終回となります。
第1回ではPython×データ分析の基礎を、第2回ではスクリーニング条件として採用する財務指標の選び方を解説しました。
そして最終回となる今回は「市場で人気の財務指標はどれか?」に焦点を当てます。証券会社や格付会社、公的調査やザイマニのサイト情報を総合し「どの指標が多くの市場で活用されているのか?」をランキング形式で解説します。
第2回のトップダウンアプローチとは対になるボトムアップ的な財務指標の選出アプローチと言えるでしょう。各市場でどの指標が採用されているかを知りたい方はぜひご覧くださいませ。
■ 今回の調査対象
以下を対象に、採用されている指標を調査しました。
・公的調査採用指標
・ローカルベンチマーク(経済産業省)
・中小企業実態基本調査(中小企業庁)
・経済産業省企業活動基本調査(経済産業省)
・証券会社スクリーニング指標
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券
・金融サービス、格付会社採用指標
・FISCO (株式会社フィスコ)
・日本格付研究所 JCR
・格付投資情報センター R&I
・ザイマニ上位指標
・閲覧回数上位指標 (2023/01〜2023/12)
・サイト内検索数上位指標 (2023/01〜2023/12)
上記を対象に採用指標をスプレッドシートにまとめ、採用率ランキング順に整理したのが以下の画像です。指標列、分類列のみ非表示にしています▼
![](https://assets.st-note.com/img/1707647117437-0TZdX6mjll.jpg?width=1200)
採用率の下限と上限は7.7%〜84.6%
一部ニッチすぎる指標は除外しつつ、ザイマニが毎月提供する最新財務データセットから算出可能な44指標でランキング化しました。
果たして上位にはどんな指標がランクインしていると思いますか?本文を読み進める前に予想してみてくださいね。
以下では上記画像の完全版およびスプレッドシートの共有リンクも掲載しています。一人で、またはチームでスクリーニング指標を選定するタイミングでご活用くださいませ。
❶ 4つの人気指標
では早速結論から。今回の調査において採用率が50%以上の指標が4つ存在しました。以下の通りです▼
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