にんにく好きのパートタイムアサシン
あまりにも暑かったので、クーラーを点けてしまった。いつもだったらもう少し我慢できそうな気温ではあったが、なんだか具合が悪くなりそうだったので思いきって弱風スイッチオン。そもそもこの部屋はPS5の発熱のせいで異様に熱がこもるのだ。平時は窓を開放してはいるものの、熱源が屋内にあるのだからあまり意味がない。加えて今日は何時間もぶっ続けでDbDをやっていたので、ちょっとした頭痛までする始末。ヘッドホンのエルゴノミクスが低すぎるので耳は痛くなるわずり落ちてくるわでとっとと新調したいところなのだが、人付き合いで大阪旅行が控えていることもあり節約の要請が作用してなかなかポチれない。Steelseriesのワイヤレスなのだが、これはあまりおすすめしない。そもそも買った理由は有線とワイヤレスの音声を同時に聴けるから、という一点だったのだが、それ以外のポイントがあまりにもお粗末すぎる。マジックテープでバンドの長さ調節するヘッドホンってなんだよ。そのマジックテープで固定するちゃちい布が頭部に本体を固定する部分なのだが、あまりにも摩擦が働かなすぎて首を前傾させるだけでずるずると脱落してゆくのだ。もはや欠陥品のレベルである。PS4/5はとっととDiscordを使えるようにしてくれ。そうすれば有線/無線併用のヘッドホンばかりを探さずに済むのだ。
あと昼間に喰ったペスカトーレがうますぎた。本当だったら白ワインをあわせたかったところだが、頭痛を助長しそうだったのでやめた。
夕餉は塩まぜそば。野菜たっぷり。強烈なにんにくベースのたれだったのだが、これがもう身体が喜ぶ喜ぶ。「食事が嫌い」とかいう話をした覚えがあるけどな……まあ、ペシミズムってのは影響されるよな。でもうまいまぜそばは別だよ。(『パルプ・フィクション』)ステータスのデバフがふっとぶ感じ。僕がサバイバーだったら救急キットの中にはふかしたにんにくが入っているだろう。『ブレードランナー2049』の冒頭、旧型レプリであるサッパー・モートンが、自身の運営する農場のセーフハウスでぐつぐつとにんにくを煮ていたのを思い出す。肉体労働に従事する者にとって、やはりにんにくは重要な食料資源なのだ。仏教や道教で五葷として禁じられていたのは、ビタミンB1が精神の安定を乱すとか言う理由だが、現代人ともなれば「食べなければいい」としてツラいときににんにく注射をしたりするんだろうか。まあ、にんにく注射はべつににんにくから抽出した成分ではないんだが。
ほとんど夜行性の僕は、色白でこけていて、まるで『ザ・バットマン』のロバート・パティンソンやヴァンパイアのような出で立ちなのだが、にんにく好きとなればヴァンパイアとしてはやってけないし、闇夜に紛れるバットマン的なふるまいもにんにく臭くてぜんぜんダメだろう。僕はパートタイムアサシンなのだが、お仕事のときはにんにくを食べないようにしている。にんにくの匂いっておもってるよりキツいから。
生きるわよ