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狐と猫の加護を享けた登攀 ー伏見稲荷大社山頂まで参詣ー

今日は一日中降雨の予報だったのだが、劈頭の伏見稲荷大社参拝も含め、屋外でのほとんどの時間を晴れないしは曇り空の下で過ごした。とりわけ伏見稲荷は強い日差しが照りつけてくるほど天候に恵まれ、雨の中を山頂まで登攀するなどという修行を回避できた。クソ暑い中の登攀は、それはそれでしんどいものではあったが、中腹での美しい眺めも含め、非常に心持ち晴れやかに活動することができた。陳腐だが、ある種の神の加護を享けた気分だった。

晴れ間が続く。陽光は容赦なく降るが、雨だけはまったく降らなかった。あまりに暑いので汗が滝のように流れたが、頂上まで気持ちよく詣でることができた。写真は洛中を見下ろせる三つ辻の前後だったと記憶している。

伏見稲荷はその名の示す通りお稲荷、つまり狐の神様を祀った神社だが、境内で見かけたのはたくさんの猫だった。

あまり驚かすまいと遠くから撮影したのだが、境内の猫は皆一様に人馴れしているようで、別の場所で見かけた猫は撫でられていたり、人間が近くによってもほとんど警戒していない様子だったりしたので、もしかしたら近づいても逃げなかったかもしれない。とはいえこの距離からこちらを悠然と観察する猫はたしかに神秘的で、別の意味で近寄りがたかったことも付言しておこう。

伏見稲荷はこれで三回目の参詣だったが、実はゲームの方では何度も訪れていた。『Explore Fushimi inari』というウォーキングシミュレーターである。境内をリアルに再現してあるので、予習にはぴったりの作品だった。一部、聖地巡礼のような気分であった。ちなみにゲーム内で参照できる境内のマップは実際に使用されているものとおなじであり、左下に添えられているQRコードをスマホなどで読み取るとしっかりここに飛ばされる。

この日の洛中観光はここだけ。時間がないというのですぐに大阪にもどってしまった。今回の旅程ではここだけが残念なポイントだったが、伏見稲荷に詣でることができたことはよかった。感動的な参詣だった。
大阪観光についても書きたいのだが、車内にUSB Type-Cケーブルを忘れたせいで充電が切れそうなのでこの辺で終えようと思う。最終日のことも含めまた後日投稿するつもりだ。

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