きっかけがないとなかなか始められない
今日も夏日のベルリン。公園の木陰に座っていても、暑い。昨日、ようやく扇風機を引っ張り出して部屋の空気をかき混ぜて凌いでいる。まだ30度を切っているから何とかなるのだ。
2週間前から本格的に筋トレを始めたが、それまではジョギングを2、3キロしてから、ストレッチを中心に自己流にやっていたくらいだった。今回の筋トレは自分の体の弱い部分をサポートするための筋力づくりなので、目的がはっきりとしている。目的が定まると、人間はモノごとを割と熱心にできるようだ。
フィジオセラピーの先生に定期的に、骨の様子や筋肉の硬さなどをチェックしてもらいながら進められるので、とてもやる気になる。何と言っても、今後10年、20年越しに普通に歩いたり走ったりできることを目指してやっているのだから熱心にならざるを得ない。
3年前にジョギングを始めたきっかけは、定期検診を受けた際に家庭医に言われた一言だった。「定期的に何か運動はしていますか?」その時に受けた血液検査の結果が少しだけ良くなかったからだ。それ以降、少し間が途切れることはあっても、かれこれ3年くらいは定期的に走るようになった。
noteを始めるきっかけになったのは、昨年2020年のロックダウンだった。ベルリンに外出制限や接触制限が施行され、それらが緩和された5月からふと思いついて書き始めたのだ。毎日、何かを確認するように書いていたような気がする。それも、気付いたらもう1年以上が経った。コロナ下で「継続して何かをする」ということが割と苦手ではなくなったような感じだ。
外でできることが制限された分、家の中でじっくりと何かに取り組む、ということがこれまでほど難しくなくなったのだろう。
暇になると余計なことをあれこれ考えがちなので、それを避けるのにもなかなかいい方法だった。DuolingoやDropsなどのアプリも隙間時間をうまく埋めてくれている。
日課というものは精神的な安定を思いの外、もたらしてくれるもののようだ。コロナ下で身体や心のメンテナンスを行い、もっと動けるようになればその時に思い切り動ければいいなぁ。ワクチン接種も来月には完了予定だし、日々、どんどん低下する7日間指数を眺めながら次の行き先に思いを馳せたりしている。
娘とパリ、個人的にはベオグラードやソフィア。息子はピサ。それよりも夏休みの計画を立てるのが先なんだよなぁ。人の少なそうなところってどこだろう。
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