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発想の転換

2020年は試練の年。

私にとっては本当にそれはもう色んなことが立て続けに起こるような年だった。まだ終わってはいないのだけれど。

それに私だけではなく、コロナ禍も含め、そんな風に感じている人は少なくないのかもしれない。

コロナのように完全にコントロールできない外的要因だったり、自分が決めて行動した結果であったり、とそれらの試練に起因するものも様々だったように思う。

ポール・オースターが「孤独の発明」でも書いていたように、ひとり自宅でじっとできさえすれば何も起こらないのに、そうできないことが原因で人はトラブルに巻き込まれるのだ。

ただ、本当に延々と自宅に篭りっきりで生活できる人などそうそういない。

少なくとも、私には無理だ。身の安全のために自宅で籠もっているより、他人と関わってこそだと思うからだ。それがトラブルを引き寄せる原因であるとしても、だ。

ここでいう「トラブル」だが、トラブルってなんだ。

自分で設定した目標に向かって邁進する中で遭遇する問題を「トラブル」と呼ぶのだろうか。それとも目標にたどり着く前に諦める結果になったことを「失敗」と呼ぶのだろうか。

目標に向かっている過程こそが大事なのであって、別にそれが頓挫しようが、予想外にハードルが高くて失敗しようが、トライできたことに意義があるのではないかと考えているからだ。

だから、失敗するんじゃないか、トラブルに巻き込まれるんじゃないか、と二の足を踏むようなことはあまり好きではない。とにかく、無茶かもしれないが初めの第一歩をまずは踏み出したい。そんな風に思う。

さすがに2度と立ち直れないくらいダメージを受けることだけは避けたいが、失敗やトラブルを経験することで気づかされることや得るものは多い。やってみないと経験できないことというものは山ほどあるのだ。

そしてその経験をまた次に活かせればそれでいいのではないか。

これまでの自分には全く縁のなかった類の難解な本と格闘しながら、そんなことを考えていた。

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