視界の開けた景色〜ハルツ山地〜
夏休み最後の小旅行は海より山がいい、というのでいつものように出発直前に行き先と宿を決めることになった。
前回の南デンマークの旅でもそうしたように、Airbnbで気に入った宿を見つけ、行き先の目処を立てる。
ハルツ山地ではそれほど有名ではないと思われるAltenau(アルテナウ)。窓からの見晴らしの良さに惹かれ、アパートを借りることにした。近郊のゴスラーは世界遺産にも登録されているハルツ山地の主要都市のひとつだ。
週間天気予報では残念ながら、あいにくの天気のようだがBärenhöhle(クマ洞窟?)やこれまた世界遺産のRammelsberg - Museum & Besucherbergwerk(ランメルスベルク炭鉱博物館)などがあるようなので、足を運んでみてもいいかもしれない。
ハルツ山地はかつてゲーテやハイネも訪れ、紀行などに記している。どこか神秘的な山々に囲まれている土地に滞在していると、インスピレーションも湧くに違いない。
以前、ヴェルニゲローデに滞在し、ハルツ狭軌鉄道でブロッケン山頂まで登ったことがある。ブロッケン山は魔女の山としても有名で、ゲーテのファウストにも登場している。ブログ「魔女の集まるブロッケン山〜その2」の方で詳しく紹介しているように、歴史的にもとても興味深い場所なので一度訪れてみてほしい。
まだ到着して小雨の降る中、川沿いを少し歩いただけではあるが明日からのハルツ山地での発見が楽しみである。
アパートのからの夕景は素晴らしかった。
視界の開けた場所に来ると本当に気分が清々しくなる。ベルリンのような都会の生活も悪くないが、時折、広大な景色を見にどこかへ出かけたくなる。
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