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強風と砂嵐
昨日も風が強かったが、今日は気持ちよく走れそうにないほどの強風だ。
海辺は天気もコロコロと変わりやすく、風の強い日は外に出ているだけで体力を奪われる。
スマホで見ると風速47km/h、13m/sの風だ。Rømø島の海岸線へ向かおうとしたが、余りにも向かい風が強く、砂浜からの砂が飛んできては猛烈な勢いでバチバチと身体に当たり、目や口に入ってくるのでさすがに途中で家族全員が根を上げて引き返した。
車で向かった人も中にはいたようだが、砂浜に車輪が埋まって大変なことになっていた。
「ママー!もう歩きたくない!」
いや、これはさすがにママでもそうなるぞ。
たかだか20メートルくらい前進するのに半日分のエネルギーを使い果たした。アシカに会いたい一心で。
「あー、アシカに会えなかった!」
「もうママ!アシカおらんって!!」
でも、運が良ければ会えるんだよ。
こんな強風の日はアシカも泥の海を転がっているのかもしれないな、などと風に飛ばされそうになりながら頭の中では大量のアザラシが一斉にコロコロと風に煽られて転がっているのであった。
仕方がないので博物館に展示されていたアシカをここに置いておきます。
だから今日は走ってもいないし、泥の海も歩かなかった。ただただ、どこへ行っても強風に煽られ、体力を削られていたのだ。変な1日である。
休暇中でも外に一度は出ないとやっていられない家族なので、こうなってもまぁ仕方がない。これはこれでなかなか面白かった。
家に戻る途中で、教会の側を通ったので中に入ろうとしたが、あいにく閉まっていて入れなかった。それにしても建造物がかなり可愛い。下の写真はBallum Kirkeという教会だ。
お茶の時間に家に戻ってきたのでコーヒーを淹れて飲んだが、口の中でジャリジャリと砂の音がした。
Rømø島には風の強くない日に再トライしたいが、海辺に小さな家がたくさん立っていたので次に来る時は泊まってみてもいいかもしれない。
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